若者よ

【作曲】関忠亮
【作詞】ぬやまひろし

  若者よ 体を鍛えておけ
  美しい心が たくましい体に
  からくも支えられる 日がいつかはくる
  その日のために体を鍛えておけ
  若者よ


高校1年生の時の社会の宿題で、パールバックの「大地」を読みましたが、今、改めて読み直しをしてます。
初代の王龍(ワンロン)の時代は、とにかく貧農で働け働けだけ。子どもの時代になって、長男の王大(ワンター)は親の遺産を食い潰して働かないデブデブの地主に。次男の王ニ(ワンアル)は商人になって遺産を元手に更に財を成すものの金の亡者に。三男の王虎(ワンフー)は軍人になって多少はまともなんですが、井の中の蛙。
長男・次男の子ども達は親に更に輪をかけたノーなしで、・・・・
キリがないのでこの辺であらすじはやめておきますが、とにかくこのうたのアンチテーゼのようなストーリーです。
唯一、王虎の子ども、王淵(ワンユェン)が親が地方の軍属だったことに嫌気をさしてますが、まあこの曲にチト近い感じですね。

日清戦争で弱体化が顕著になった清朝の滅亡から、中国国民党や中国共産党の成立と提携・分裂の荒波のなかで華北を舞台に描かれたこの小説は、古い世代から、若者の世代への交代をテーマにしてます。そんな中で、もし、この「大地」を再度映像化するなら主題歌にピッタリなんじゃないでしょうか。

とにかく、若者よ!遊んでばっかおらんと、働けよ、勉強しろよ、そして体を鍛えろよ!

JASRAC情報

製作日誌:
平成12年3月20日 若者メドレー版でスタート
平成17年10月7日 「若者よ」だけを独立させました。
平成19年5月3日 歌詞が間違ってました。「日がいつかは来る」ですね。(「その日が来る」になってました)
平成21年7月8日 前奏を作り変えました