宗谷岬

【作詞】吉田弘
【作曲】船村徹

流氷とけて 春風吹いて
ハマナス咲いて カモメもないて
はるか沖行く 外国船の
煙もうれし 宗谷の岬
流氷とけて 春風吹いて
ハマナス揺れる 宗谷の岬

吹雪が晴れて 凍(しば)れがゆるみ
渚の貝も 眠りがさめた
人の心の 扉を開き
海鳴り響く 宗谷の岬
流氷とけて 春風吹いて
ハマナス揺れる 宗谷の岬

幸せ求め 最果ての地に
それぞれ人は 明日を祈る
波もピリカも 子守のように
想い出残る 宗谷の岬
流氷とけて 春風吹いて
ハマナス揺れる 宗谷の岬


昭和49年、稚内に居住する吉田弘が「歌にありがちな嘘はやめよう。地元の人の感情を逆なでしては息の長い歌にならない」と考え、宗谷岬を題材にしてこの詞をつくり、船村徹も、この地を何度も訪れて作曲しました。
NHK旭川局のスタッフが宗谷に取材に行った際、この曲に出会い、「みんなのうた」に取り上げた、という経緯があります。
多分、「襟裳岬」(同年の岡本おさみの詞、吉田拓郎の曲)を意識したものなんでしょうか。
「何もない春です」の部分が、地元の人にいわせりゃ、「何もない」ってどういうこっちゃ、ということ、というあの話です。

JASRAC情報
製作日誌:
平成21年4月30日 歌詞のみ
以前から、トミで歌っており気になっていたのですが、ウチにある「日本のうた第4集」に楽譜があり、これも以前、「バスが坂道を下りてくる」を作る時に近所の図書館で借りてきたダ・カーポのCDにこの曲があったので、前奏などをここからコピーして、MIDIをつくってます。
平成21年5月1日 MIDIをアップ
平成21年5月22日 2番、「凍り・・」になってました。
流れのギター弾きさんにご指摘いただき、ありがとうございます。