この広い野原いっぱい

【作詞】小薗江 圭子
【作曲】森山 良子
【MIDI作成協力】マルちゃん

この広い野原いっぱい咲く花を
ひとつ残らずあなたにあげる
赤いリボンの花束にして

この広い夜空いっぱい咲く星を
ひとつ残らずあなたにあげる
虹に輝くガラスにつめて

この広い海いっぱい咲く船を
ひとつ残らずあなたにあげる
青い帆にイニシャルつけて

(間奏)

この広い世界中の何もかも
ひとつ残らずあなたにあげる
だから私に手紙を書いて
手紙を書いて


和製ジョーンバエズという異名をとった森山良子の1967年のヒット。
エーちゃんが森山良子のLPを買ったのは多分1970年頃です。「二つの手の思い出」「さとうきび畑」などのベスト集でした。
この中に、「禁じられた恋」があって、これは大のお気に入りだったのですが、本人に言わせると、イヤでイヤで仕方なかったとか。確かに、内容的には、清純派森山良子の歌、というより、奥村チヨ系でしたね。
Vibraslapという竹を割ったようなもので、「バシャ~~ン」とやる伴奏が印象的でした。
1969年にフォークから歌謡曲に方向転換したわけですが、レコード会社の単なる思惑だったようですね。

LPを買うときは、2000円前後もするため、学生身分ではすごい出費でした。
そういう時に、1曲の時間が長いと得した気分になるんです。さとうきび畑なんか、10分以上の曲であり、それだけでもうバッチリでした。

この価値観からいうと、エルビスプレスリーのEPレコードは大体が一曲2分以内。すごく損した気持ち。 「帰れソレントへ」をフューチャーした「Surrender」と言う曲。すっごくいい曲なんですが(当たり前ですよね、有名なイタリア民謡ですから)あっという間に終わってしまうんですからね。
その点、「Grand Funk RailRoad」とか、「カルメンマキ&OZ」など10分以上の曲が入っているだけで嬉しかったです。サンタエスメラルダの「悲しき願い」「朝日の当たる家」なんか、20分以上も延々とやっていると、それだけで大満足。でも、LPの片面1曲だけ、というので、あとになって費用対効果のわるいLPだと後悔もしたこともありますけど。

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年11月28日 歌詞のみ
平成18年12月11日 MIDIを作成
「♪野原いっぱい」の「いっぱい」の部分。MIDIでは「ソ・ミ」ですが、他の楽譜では、「シ・ソ」になっているものもあります。なんか違和感があるのですけど・・・・