放課後のおうち

【作詞・作曲】藤田百合子,山口直子,古澤敦子,加藤智子,岩田浩一,藤村記一郎
【原詩】藤田百合子
【編曲】木下恵里,藤村記一郎
【MIDI製作協力】マルちゃん

 ここは放課後のおうちだよ
 みんなみんな家族だよ
 一人一人が思いやり
 ホッとできるおうちにしよう

お帰り!は元気の薬 
うれしい事も悲しい事も
両手にいっぱい受け止めて
あげるから
*ここは放課後のおうちだよ
 みんなみんな家族だよ
 一人一人が思いやり
 ホッとできるおうちにしよう

宿題やったら遊びの相談
「けいドロ*」「一輪車」「家族ごっこ」
なにして遊ぼう好きなところへ
この指とまれ
* (くり返し)

さあ片付けておやつの時間
当番さん準備をしてね
みんな机にそろったら
いただきます
* (くり返し)

まだかなまだかなお母さん
バタバタ足音聞こえたら
ポロンと涙一粒
こぼれたよ
* (くり返し3回)

*けいドロは、「けいさつ」と「ドロボウ」役に分かれて遊ぶ鬼ごっこ


うたごえ新聞2005年11月7日号に掲載された紹介曲からMIDI化しました。
学童保育を歌ったこの曲は、愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団によってレコーディングされてます。
こういう場合、実際の演奏と、ウチのMIDIの演奏の差が気になるところですが、ま、素晴らしい曲へのトリビュートとしてお聴きください。

かなり昔の話ですが、ピヨピヨ大学というTVのクイズ番組がありまして、保育園は何歳まで?という答えが「18歳」というのにびっくりしたことがあります。
とにかく、幼稚園がPreschoolと呼ばれているように、小学校と同じように、働く両親の就業時間なんて、テンで無視した時間割になっている以上、その差を埋めるための保育園や、小学生以上の学童保育って社会的インフラ上必要不可欠なものですよね。

どっかの曲の解説でも書いたと思いますけど、ウチの奥さんは、長女を出産前後は働いておりました。住んでいた団地の保育園は3歳以上というこれまた中途半端なものだったんで、75年ごろに、無認可の0歳児保育園を近所の奥さん達と一緒に設立しました。
その公団住宅は74年に出来たばかりで、エーちゃん夫婦も新婚で入居できました。100何番かの補欠でしたけど。
それから一年後、そこらじゅうで子どもがワンサカと出来ました。団塊ジュニアというヤツですね。
今のように、産休がたっぷり取れるような環境ではなく、出産後、早々に働きに出なければならないのですが、そういうお母さんたちが一緒になって、「たんぽぽの家」という保育園を行政の支援もなく、作らざるを得なかったわけです。
子どもは0歳児ですから、この曲の4番のような光景はありませんが、バタバタと「たんぽぽの家」に迎えに駆けつける様子は、想像つきますよね。確か、タイムリミットが6時ごろじゃなかったかな。
その時間帯、亭主は会社でドタドタと遅くまで働いて(いや、飲み歩いてかな?)ましたけど。

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年2月12日 歌詞のみ
平成18年2月27日 MIDIをアップ
平成18年2月28日 最初のフレーズから、「お帰り!」の前に1小節を追加。