平和の999(吉川版)

【作詞】大門高子
【作曲】吉川敏男

1.戦争した国で 生きてきた
  忘れられない 悲しみ染めて
  赤い花が 咲いている
   戦争は もういやだ
   平和への誓い
   焼け跡からの 願いの花は
   憲法9条 平和の999(スリーナイン)

2.戦争しない国で 生きている
  忘れてならない 歴史の波を
  蒼い海は 歌ってる
   戦争は許さない 平和へのうねり
   押し寄せる波 みんなの声で
   99条 平和の999(スリーナイン)

3.戦争のない国で 生きてゆこう
  あふれる愛で 心を結べ
  はばたく鳳が 空駆ける
   戦争のない世界 平和な未来
   生命と地球 みんなで守ろう

   憲法999(スリーナイン)
   平和の999(スリーナイン)

   憲法999(スリーナイン)
   平和の999(スリーナイン)
このMIDIは
テンポ=130 RockSamba Versionです。
テンポ=120 Samba Versionはこちらから


   H17.10.18さんたま屋にて


この曲には、作詞のヒントがあり、憲法9条、これは皆さんご存知の通り。更に99条。憲法尊重擁護の義務として『天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員はこの憲法を尊重し、擁護する義務を負う』という9と99がベースであり、この平和の999の発想は、沖縄読谷村の元村長、山内徳信さんからです。

大阪・豊中「こぶし」の榊原版をこれまでご紹介してきましたが、昨日、東京紫金草合唱団のうたごえ喫茶で、作詞の大門高子さんとお初にお目にかかり、吉川版のご紹介を受けました。
所沢から「手風琴通信」を発信しているアコーター新井幸子さんの軽快なタッチの伴奏で聞かせていただいたイメージを膨らませたら、サンバ調になってしましました。(紫金草合唱団のうたごえ喫茶レポートのバックとは別バージョンです)

榊原版と吉川版では歌詞がかなり違っていますね。
もともとのオリジナルは榊原版が近いそうです。
吉川版は地の利とでも言いましょうか、大門さんと吉川さんの綿密なコラボレーションでこのような歌詞に仕上がったそうです。

大門高子さんにご自身について聞いて参りましたので、ご紹介しましょう。
お生まれは、宇都宮。
宇都宮大空襲の10日前に生まれた、ということですが、レディの歳を詮索するなんてね。
本職は東京・足立区で教職についておられました。一方で、1970年代には合唱団白樺で活躍。子供向けのミュージカルを手がけるなど、先生ならではのうたごえ的発想。
現在は、大西進さんと、合唱朗読構成「紫金草」を制作・普及に努めてます。
「ぞうれっしゃよ走れ」の藤村記一郎との共同で「Peace Wind」を制作。千葉の合唱団「プリマベラ」で紹介されてます。

【H17.10.18】さんたま屋で、吉川さんのミニコンサート
この日は、作詞の大門高子先生も参加しての素晴らしいうたごえ喫茶でした。
ここで、吉川さんは、この曲と「その夏を教えて」を熱唱。
「平和の999」では、参加者みんなとのうたごえも
その際、歌い方の留意点として

  1. 最初の「戦争」は「せんそオ」と「せんそう」ではなく「お」を意識するような歌い方をして下さい
  2. サビの「戦争は」はド・ミ・ソ、「平和への」はソ・シ・レの単純な和音構成です
では、皆さんもご一緒にどうぞ

JASRAC情報

製作日誌:
平成17年8月3日 歌詞とMIDI
平成17年8月4日 コメント追記と、大門さんからご指摘のタイプミス を修正。「蒼い海」と「戦争のない国」の部分です。
MIDIのテンポを120→130にアップ。
平成17年8月6日 おかずの入れ方を見直しました。
また三連符の部分はリズムを合わせました。
平成17年8月21日 embed形式のMIDIデータでは、不都合がある場合があるため、ページ分けをしました。
平成17年10月22日 さんたま屋さんでの模様を追記
本日配達されたうたごえ新聞で「いのちをまもるて合唱団がこの曲で日本のうたごえ祭典に参加」という記事が出てました。頑張ってください!