花には太陽を子供らには平和を

【作詞】木下そんき
【作曲】木下そんき
【MIDI製作協力】マルちゃん

ふりそそげ春の陽 育ち行け青草
美しい故郷に 二度と戦を許すな
花には太陽を 子どもらには平和を

貧しい暮らしにも 負けない子どもらの
幸祈るその胸に 思い起こそう広島を
花には太陽を 子どもらには平和を

進みゆけ娘ら 愛らしい戦士よ
今こそ力もて 祖国の若樹を守れ
花には太陽を 子どもらには平和を

苦しい毎日を 耐えぬいたわたしら
生命を生み育てる 世界の母の願いは
花には太陽を 子どもらには平和を

花には太陽を 子どもらには平和を


1959年の国際婦人デーのために元気のいいこの曲が作られましたが、当時、うたごえの総元締め関鑑子は、このメロディが若い人向けのため、年配の人でも口ずさめるような曲にしたくて、関忠亮に別のメロディを作らせてます。それが「ふりそそげ春の陽」です。併せて聴いて見てください。

国際婦人デーは、1910年の第2回国際社会主義婦人会議でドイツのクララ・ツェトキーンによって提唱され、女性解放と平和のために闘う国際的連帯行動となっています。
当時の次のように決議されてます。

  1. 女性だけの運動ではなく,自国の労働者階級を代表する政治組織や労働組合組織といっしょに行われるものである
  2. 女性の参政権をはじめとして,あらゆる女性の問題を社会主義の立場から取り上げる
  3. 国際的な連帯のもとに行う

毎年3月8日に開催されますが、これは、1917年3月8日(旧暦2月23日)にロシアのペトログラードで女性たちが国際婦人デーのストとデモを行い,二月革命のきっかけを作ったことに起因して、1921年の第2回国際共産主義婦人会議で取り決められたものです。

日本における第1回国際婦人デーの集会は,1923年3月8日に東京神田で開かれています。

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年7月8日 歌詞のみ
平成18年7月29日 MIDIをアップ
楽譜は、木下そんき作品集混成四部合唱のピアノ譜を参照してます。
平成19年3月30日 2番、「思いだそう」は間違いでした。