江戸子守歌

【作詞】日本古謡
【作曲】山田耕筰

坊やはよいお児
おねねしな
坊やのお守は
どこへ行った

あの山越えて
里へ行った
里のみやげに
なに貰た

デンデン太鼓に
笙の笛
金の手筥に
銀の杖

ねんねんおねむの
よいお児よ
夢のお里で
おねねしな


日本の歌 百選より

学生のうたごえ時代に、4部コーラスでやりまして、その時の楽譜をベースに作ってみました。
その時の歌詞は、上記のものとちょっと(いや、かなり)違っておりまして、

柴のおりどの しづがやに
じさまと ばさまがすまいけり

じさまは 山へしばかりに
ばさまは 川へ洗濯に

「しづがや」って、特に意識してなかったのですが、このページを作成する機会に広辞苑で調べてみましたら、「しずがや」で「賤が屋」と書いて、「身分の低いものの家」だそうです。

1820年の江戸時代に、子守歌は3種類に分類するような研究がされていて、それによると

  1. 寝させ歌
    この曲のように、文字通り赤ん坊を寝させるための優しいリズムの曲
  2. 目覚まし歌
    お月さま幾つ・・・のようなタイプで、今日では、この分類はあまりされていないようです。
  3. 遊ばせ歌
    うさぎ、うさぎ、なにょ見てはねる・・・という、子どもを遊ばせる時の歌ですけど、現在では、子守歌というより、文字通りの遊び歌ですよね。

JASRAC情報
製作日誌:
平成22年1月19日 歌詞のみ
平成22年1月21日 MIDIをアップ