あの人の手紙

【作詞】伊勢正三
【作曲】南こうせつ

泳ぐ魚の群れに 石を投げてみた
逃げる魚たちには 何の罪があるの
でも今の私には こうせずにはいられない
私の大事なあの人は 今は戦いの中
戦場への招待券という ただ一枚の紙切れが
楽しい(語らいの)日々を (悲しい)別れの日にした

殺されるかもしれない 私の大事なあの人
私たち二人には 何の罪があるの
耐えきれない毎日は とても長く感じて
涙も枯れたある日 突然帰ってきた人
ほんとうにあなたなの さあ早くお部屋の中に
あなたの(好きな) 白百合を(かかさず)
窓辺にかざっていたわ

あなたのやさしいこの手は
とてもつめたく感じたけど
あなたは無理してほほえんで 私をだいてくれた
でもすぐに時は流れて あの人は別れを告げる
いいのよ やさしいあなた
私にはもうわかっているの
ありがとう私のあの人
本当はもう死んでいるのでしょう
昨日 (手紙が)ついたの
(あなたの)死を告げた手紙が


かぐや姫が昭和47年4月にリリースしたLP「はじめまして」から
この曲は、48年12月のP「おんすてーじ」、49年9月の「LIVE」でも収載されており、かぐや姫のお気に入りの一曲のようです。

ハノイの恋人」というリクエストがあったのですが、当時同じような(でもないけど)感じで、こんな曲もありましたね。
ほかにも「あの人が帰ってきたら」とか。

歌詞のカッコの部分は、山田パンダと伊勢正三の追っかけ部分です。

JASRAC情報
製作日誌:
平成20年3月22日 歌詞とMIDIをアップ