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わたしが保母になったのは

【作詞】大阪市役所グリーンコーラス
【作曲】大阪市役所グリーンコーラス

私が保母になったのは
大空かけてゆく つばめのように
まっすぐに生きる 子どもが好きだから

私が保母になったのは
太陽見つめた ひまわりのように
強く伸びる 子どもが好きだから

私が保母になったのは
つぶらな瞳にうかべた明日が
生きる喜び おしえてくれたから


保母さんになるための、面接試験の模範解答のような曲ですね。

1974年にグリーンコーラス10周年記念演奏会で紹介された曲ですが、創作ミュージカルの一曲。
ストーリーは、大阪市に働く保母さんの職業病を取り上げたものです。
子供を抱きかかえる事の多い保母さんの職業病といえば、腰椎捻挫、背腰痛など。
とにかく痛いらしいです。→こちらから(「保母」で検索してください)
それに、職業病として認定されない、というケースも多く、そんな時、ちょっと弱気になって「辞めたい」と思うこともあるのでしょうね。そういう自分を励ましたり、もう一度原点に戻って、ということでこの曲があるんでしょう。

最近、保母さんという言い方はいいのかな?
うたごえでは、まだ、「保母のうたごえ協議会」って言ってますので、いいんでしょうね。
看護婦さんは、看護師だし、保母さん、保父さんも保育士とも言ってますね。

「婦」という字ですけど、今読んでいる「三国志」(三好徹「興亡三国志」で、3つ目です。一番最初に読んだ吉川英治版が一番わかりやすいですね)の中で、「この時代、婦徳の第一は、嫁しては夫に従うことであった。「婦」という字は「女」と「箒」を合わせたのが由来である。夫が外で、何をしようと、決して出しゃばらずに、家の中をきれいに保つようにしていればよい、というのである」という下りがたまたまありました。
そういう字源からすると、「看護婦」「婦警」「掃除婦」などなど、単に、男女雇用機会均等という以前に、今の時代にはそぐわない言い方ですね。

この曲を契機に、30年くらい前の保母のうたごえ祭典で歌われていた曲を数曲MIDI化しようと思ってます。お楽しみに。

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年8月23日 歌詞のみ
平成18年8月29日 MIDIをアップ
平成18年9月1日 コメント追記
平成18年9月2日 Fluteでサブメロディを演奏してますが、大きすぎましたので音量を下げて、主旋律のPiccoloの音量を上げました。