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遠い世界に

【作詞】西岡たかし
【作曲】西岡たかし
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん

遠い世界に旅に出ようか
それとも赤い風船に乗って
雲の上を歩いてみようか
太陽の光で 虹をつくった
お空の風をもらって帰って
暗い霧を吹き飛ばしたい

僕らの住んでるこの町にも
明るい太陽 顔を見せても
心の中はいつも悲しい
力をあわせて生きることさえ
今ではみんな忘れてしまった
だけど僕たち若者がいる

雲にかくれた小さな星は
これが日本だ 私の国だ
若い力を体に感じて
みんなで歩こう 長い道だが
一つの道を力のかぎり
明日の世界をさがしに行こう


当HP立ち上げの初期にリクエストをいただいていたんですが、前奏の部分が難しくて手付かずのままでした。
あれ、何と云う楽器なんでしょうか。竪琴の弦を多くしたような、音色や操作性は大正琴のような、あの楽器でシャラ~~ンってメロディを奏でてましたよね。多分「オートハープ」という楽器だったと思いますけど。

五つの赤い風船は、1967年に結成。1972年に解散。まあ、言ってみれば、団塊の世代が学生時代に活躍をしていたんですね。フォークというと、マスコミに登場するのは、かぐや姫の「神田川」とか、どっちかというと暗いイメージが強かったように記憶してます。手持ちの「フォーク大全集」(東京音楽書院、1972年頃)には約250曲のフォークソングが掲載されてますが、その中で、明るい曲というと、「走れコータロー」「朝陽の前に」「海の底でうたう歌」「オーチンチン」など数える程度。
で、当時、この曲に対するエーちゃんの印象は、他の曲に交わって、暗い曲に分類していたように記憶してます。「翼をください」も同じイメージでした。

ところが、娘が中学生になった時、(80年代の後半ですけど)音楽の教科書を見てびっくり。オヤジが若い頃に「フォーク」として歌っていた曲が載っているンですね。教科書といえば、面白くもなんともない曲しか載っていないというメチャクチャな偏見をもっていたもんですから、目からウロコでした。合唱発表会にゆくと学生コーラスがきれいなハーモニーで、「遠い世界に」とか「翼をください」を歌っているのです。こういう形で聴くと、「おっ、結構いいじゃん」と思ってました。

もう一つ、偏見ついでに、あの謎の楽器。
エーちゃんの所属していたサークル、うたう会「のび」でも、当時、アコやギターだけでなく、色々な伴奏楽器について模索したことがありました。「オカリナ」など候補に挙がってましたけど、結構っこれが高いんですね。GiveUpでした。
当時、楽器は結構値が張ってました。
マスコミに登場するフォークグループが、変わった楽器を持ってきて弾いていると、「畜生っ!あいつら金持ちだなぁ」なんてひがんでましたっけ。結構、貧乏学生をやってました。
余談ですが、最近の若者たち、立派な楽器やPAセットを持ってますよね。先日、大阪城公園でストリートバンド大会みたいなイベントをやってましたけど、使っているものが中途半端じゃないですね。相対的に安くなってきているのかな。当時、銀座ヤマハで、モズライトMosriteのエレキ、13万円で売ってました。その2年後のエーちゃんの初任給が46,500円の時代です。

JASRAC情報

製作日誌:
平成17年11月24日 歌詞のみ
平成17年12月11日 MIDIをアップ
オートハープ風の前奏がとっても長いので、まちがって歌いださないように。主旋律はクラリネットです。
GS系の音源(Windows付属など)の場合、オートハープの音がイマイチですので、この辺の推敲をしなくては。まあ、これがβ版の所以ですけど。
平成17年12月21日 オートハープをDulcimer(ハンマーや棒で打って奏する板型チター)でやってましたけど、Harpsichordにしてみました。いかが?