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ソルモヴォの抒情歌

【訳詞】合唱団白樺
【作詞】ドルマドフスキー
【作曲】モクロウソフ
【MIDI製作協力】マルちゃん

広いヴォルガ波間遠く
誰を呼ぶのか汽笛よ
あの娘の住む街はずれの
空は真赤な夕やけ

しゃれた服装(なり)で若い男
娘を訪ねてみたが
「好きよ」と昨日答えたのに
今日は顔さえ見せない

月の光そそぐ窓辺
娘は何を読んでる
あかつきまで窓のあたり
誰かが忍び歩くよ

夏の夜よ汽笛ひびき
若者はためいきつく
たぐいのない美しさは
ソルモヴォの可愛い娘(こ)よ

朝はあけて工場の門(かど)で
娘は男に話す
二人の恋を書いた本は
まだどこにもないらしい

広いヴォルガ波間遠く
誰を呼ぶのか汽笛よ
あの娘の住む街はずれの
空は真赤な夕やけ


ソルモヴォというのは、ヴォルガ河沿いのニジニ・ノヴゴロド市の中の北西約10kmに位置する行政区です。
ニジニ・ノヴゴロドといってもピンときませんが、90年までは、ゴーリキーという名前でした。といっても、どこにあるのかよく知りませんでしたけど。
改めて地図帳を眺めてましたら、モスクワの東400km程度のところに位置してます。
マクシム・ゴーリキーの生まれたところで、19世紀末には当時社会問題化した浮浪人の多いところで、「どん底」もここで書かれています。
そんな縁で、1933年に町の名前をニージニーノヴゴロドからゴーリキーに変えたとのことです。

1991年にソ連からロシアになった時に、レニングラードがサンクト・ペテルブルグになり、スターリングラードがボルゴグラードになってますね。

本題
工場って何を作っていたのでしょうか
ネット検索をしますと、ソルモヴォでは、戦車とか、路面電車を作っている工場があったようです。
この曲は、1949年の作品です。

JASRAC情報はありません

製作日誌:
平成19年11月9日 歌詞のみ
平成19年11月23日 MIDIをアップ
平成19年11月26日 この曲の背景について、ニジェガローツキー・ドヴォールさんにおしえていただきました。