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白樺 BEREZY

【作詞】ラザレフLAZAREV MILDON VLADIMIR JAKOVLEVICH
【作曲】M.フラトキンFRADKIN MARK G
【訳詞】白樺
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky

1.君の巻毛にふれ 愛を語るとき
  そよ風にしらかば なにをかささやく
  ※ベリョーズィ ベリョーズィ
   しらかばは眠らず

2.思い出すあの歌 やさし春の歌
  思い出すあの日々 戦いの明け暮れ
  ※(くりかえし)

3.鉛の弾は飛び 大地は火の海
  若者はいくさへ 愛を捨ていでゆく
  ※(くりかえし)

4.君の巻毛にふれ 愛を語るとき
  モスクワにパリに繁る 木々みな眠らず
  ※(くりかえし)


ソビエト歌曲の代表作の一つで1958年作。合唱団白樺さんの訳をやはり最初に紹介して、愛唱歌集にある関鑑子さんの歌詞を紹介します。(Iwakichsky)

白樺、といえばIwaちゃんが紹介しているように、合唱団白樺ですね。
北川剛先生の略譜は次の通りです
1921年(大正10年)6月24日に島根県で生まれる
1952年(昭和27年)12月1日 「ロシア民謡の夕べ」第一回「合唱団白樺」演奏会 YMCA講堂
というように、白樺は北川剛先生の活動そのものだったようですね。

白樺関連の曲は色々とありますが、デュークエイセスの「にほんのうた」シリーズで、北海道を扱った「ベリョースカ」という曲があります。歌詞が「♪ベリョースカ、それは白樺のこと~」ではじまります。だから、エーちゃんはロシア語で白樺のことをベリョースカというのだと思ってました。今回、この曲を取り上げるにあたって、歌詞を見ると「ベリョーズィ」、題名もBEREZYですね。ベリョースカじゃないんだろうか?

【H17.10.22】
昨日トミで聞いたきたのですが、ベリョースカは複数形。単数形は別の言い方。そして、このベロージィは丁寧語ということでした。ご参考まで

白樺 White Birchって、きれいな樹木ですが、結構、身近なところで使われているんですよ。
割り箸の高級品は杉。普及品は、松(東南アジア品)、グバス(フィリッピン)などが使われていますが、中級品では、この白樺が使われています。松のように変な臭いもないし、グバスのように簡単に折れることもない、非常に割り箸の材質としては適したものです。
よく割り箸は環境にやさしい、なぜなら、廃材を使っているから、といわれます。確かに杉材のものは、丸い材木から四角い柱などを裁断したアトの有効利用をしてます。でも、杉箸で食事なんかしたことない。白樺、松などは、そっくりそのまま伐採され、30cmくらいにぶつ切りにされ、かまゆでにされて、大根の皮むきのように、厚さ5mm程度でピーリングされて、割り箸の形に裁断されます。間引き材を使っていると云う話もありますが、少なくとも東南アジアでは、日本向けの輸出のために森林伐採がされています。

白樺のもう一つの使われ方。Xylitol(キシリトール、読み方はザイリトール)の原料です。最近虫歯にならないガムとしてキシリトール入りのものが売られてますね。フィンランドでは、子供に食後、必ずこのキシリトール入りのガムを噛ませます。これでフィンランドの虫歯率がぐ~っと減っているわけです。
このまえ、はるかサンから教えてもらったんだけど、虫歯治療で、穴に詰める水銀化合物のアマルガムAmalgamや、歯にかぶせるクラウンを作る時の合金に白金の代替品として使われるパラジウムPalladiumは、アルツハイマーの原因物質だとか。アルミフォイルが、アルツハイマーの原因になるといわれて久しいですが、アルミフォイルを口に入れるなんてまずないですよね。でも、虫歯治療は口の中。それも脳に近いじゃないですか。エーちゃん歯は、インプラントの義歯や、虫歯の治療アトなどで、ギンギンギラギラです。困った。

【訳詞】関 鑑子

1.乙女の髪にふれ そのまなざしを追い
  夜もすがらざわめく 葉ずれの歌きく
  ※白樺 白樺 何をわれにつげる

2.白樺の歌は かの春の歌か
  忘れ得ぬ戦いの きびし想い出の歌か
  ※(くりかえし)

3.鉛の吹雪に 地上は焼けくずれ
  若者は武器をとり 戦いにゆくか
  ※(くりかえし)

4.モスクワ郊外の白樺 夜もすがらめざめ
  パリ-のマロニエ眠らず 葉ずれの歌きく
  ※(くりかえし)

JASRAC情報

製作日誌:
平成15年5月15日 歌詞のみ
平成15年5月17日 MIDIデータをアップ
平成15年5月18日 歯科用金属についての記述を訂正しました。
平成15年6月1日 イントロ部分を変更しました
平成17年10月22日 ベロージBEREZYについて追記