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俺たちの詩Part1

【作詞】青山義久
【作曲】青山義久

青空は高く 高く広がりすぎて
夕焼けは赤く 赤く目にしみて
涙のしずくは 虹となり
行くあてのない 虹のかけ橋
あの橋の向こうに きっと何かがあると
信じることさえ 今はやめ
凍てつく空に くちびるかみしめ
のみこんでしまった ことば
※それは 青春 仲間 希望
 青春 仲間 希望
 せめてこのことば なくすまいと
 肩をよせあう 俺たち

夕日に輝く 瞳の中にうつる
ふるさとの海は 海はおふくろ
おやじと二人で 沖に出て
眺めた星は 素晴らしかったが
あの山の向こうに きっと何かがあると
ふるさと離れた 俺だから
夜明けの前の 寒さに耐えて
思いこめつぶやく ことば
※くりかえし

朝焼けの空に 空に鐘がひびいて
新しい風が 風がうたってる
語り明かした 夜がすぎ
明日にいどむ 今日がはじまる
この仲間と共に きっと何かつかもう
あふれる笑いと 白い息
流れる雲に 想いをのせて
思わず叫んだ ことば
 それは 青春 仲間 希望
 青春 仲間 希望
 そうさこのことば たからかに
 肩組みうたう 俺たち

 それは 青春 仲間 希望
 青春 仲間 希望
 そうさこのことば たからかに
 肩組みうたう 俺たち ああ


三多摩青年合唱団の第10期研修生の終了記念作品「俺たちの詩」は二つのうたの一つ。
研究生達が終了記念にいく晩も徹夜して書きためた詩や散文の中から、ことばや、そのことばを言わずにいられない想いを拾い集めて「俺たちの詩」ができました。

手法的には、KJ法的な創作活動かな、って、楽譜に記載されていた上記のコメントを読んで思いました。
KJ法は、川喜多二郎教授が考案した一種のアイデアプロセッサーで、あるテーマについて、参加者が思い思いの事柄をカードに書きとめてゆきます。それを内容的に関連性のあるものを分類・グループ化することによりテーマに対する問題点を浮き彫りにしてゆく、という手法です。
エーちゃんも、会社に入った昭和46年ごろ、所属部門の業務効率化と活性化のための合宿があって、そこでKJ法をつかった問題解決のための討議をしたことがあります。
ま、結果は、だからと言って、効率化が図れた、ってワケじゃなかったですけどね。

昭和50年ごろは、生産性拡大のためのチークワークのあり方についてってセミナーがあって、20人のグループを2つにわけて、ある仮想の状況下での対処方法とリーダーシップについて議論をしたことがあります。
そのある仮想の状況というのは、

  1. そのグループが乗った飛行機が砂漠に不時着して、
  2. 不時着前にSOSを発信したが応答は確認できなかった
  3. 昼間は40度、夜は零下になる
  4. 一番近い町まで120kmある
  5. 手持ちのものは次の通り、
    化粧用のコンパクト、テント、拳銃、砂漠の植物図鑑、水、サングラス、周辺の地図、食料、防寒具、などなど20品目(あと11種類は忘れました)
こういう条件のなかで、手持ちの20品目の優先順位を検討しなさい、というもの。
最初に個人個人が優先順位を紙にかいて、次に、グループで討議して、グループとしての優先順位に対する統一見解を作るわけです。
この統一見解と正解の乖離の中で、個人の回答を絡めてチームワークが機能しているか、ゲーム感覚で確認をしようというものでした。
KJ法より面白かったですけど、別にグループとしての生産性が上がったとは思えなかったですね。

で、話は元に戻って、三青ですが、今年2007年が第41期生。現在、種々研鑽を積んでいるようです。
この曲を作った第10期生は、1977年の前期の研修生ですね。

JASRAC情報

製作日誌:
平成19年5月4日 歌詞のみ
平成19年5月9日 MIDIをアップ
上述の優先順位ゲームの答えで、最優先品目って、答えはコンパクトなんですよ。ナンデだと思います?
平成19年5月14日 最初の「青空は高く 高く・・」2回目の「高く」の「か」の音がEになってましたが、F#でしたので訂正。