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マンモス日立の谷間から

1.光を受けて
 【作詞・作曲】石原いっき

  降り注ぐ太陽の
  光を受けて
  広がる大地は
  僕らのふるさと
  新しい木の芽が
  めをふくように
  いまたしかめられた
  みんなのあしあと

  まっさおな大空の
  光を受けて
  もえあがる大地は
  私のふるさと
  一人ひとりの
  声がむすばれて
  いま手をとりあった
  なかまのあしおと

2.とうさん
 【作詞・作曲】青山義久

  おやすみとうさん 今日はもう
  どこへも行かず おやすみね
  明日の朝も はやいから

  教えてとうさん 誰にでも
  いつでも笑顔で いるわけを
  丸太のように 太い首

  お願いとうさん かあさんと
  一日家に いてあげて
  こづかいなんか 欲しくない

  おやすみとうさん 今日はもう
  どこへも行かず おやすみね
  明日の朝も はやいから

3.表現の自由をまもれ
 【作詞・作曲】田中秀幸

  ビラ配布に 守衛がとんでくる
  前に立ちはだかり 突き飛ばす
  暴力の限り 日立独占
  おれたちの闘いは つぶせない
  ビラ配布妨害は やめろ
  表現の自由をまもれ

  ビラ配布をジープが見つけに来る
  「帰れ この野郎」とつきまとう
  道路を我が物に 日立独占
  働くものの声は つぶせない
  ビラの取り上げは やめろ
  表現の自由をまもれ

  ビラ配布の監視を続けてる
  一人ひとりを呼び出して
  差別で脅す 日立独占
  職場の うちそとに 怒りは募る
  ビラ回収箱をひっこめろ
  表現の自由をまもれ

4.どんな時でも
 【作詞・作曲】石原いっき

  生まれてから今日まで
  まじめに生きてきた
  正しいことが正しいと言えるように
  まっすぐ生きてきた
  つよく生きてきた
  なぜそれがわるいのか

  あいつとは話をするな
  そばへ近寄るな 飯をくうな
  一緒に帰るな 笑うなと
  一粒の涙もないものに
  そんなことを云う権利はない
  どんな仕打ちをうけても
  やさしさや思いやりを忘れずに
  私は歩いてきた
  それがわるいのか 何がわるいか
  わるいのは おまえたち 会社ではないか

5.勇気をもって
 【作詞】江坂明
 【作曲】青山義久

  働くものの 苦しみは
  働くものなら よくわかる
  じっと我慢を していても
  苦しみだけが 増すばかり
  勇気を出して 立ち上がろう
  新たな希望が 湧くように

  働くものの 悲しみは
  働くものなら よくわかる
  ひとりでくよくよしていても
  悲しみだけが 増すばかり
  元気を出して 立ち上がろう
  いつかの笑顔が もどるよう

  働くものの 喜びは
  働くものなら よくわかる
  一人の力は 小さいが
  仲間の力は でっかいぞ
  力をあわせ 闘おう
  輝く未来が みえるよう

5.夜明けはもうすぐ見えてくる~明日のために
 【作詞・作曲】石原いっき
 【編曲】青山義久

  何を見つめて いきているのか
  何を求めて あるいてるのか
  風は 今日も 強いけど
  顔を上げて 生きよう
  苦しい時も 辛い時も
  負けずにいつも 歩いてきた
  夜明けはもうすぐ みえてくるから
  明日のために 君も 行こう

  何が本当の しあわせなのか
  何が本当の よろこびなのか
  どんな 時でも 歯をくいしばり
  腕を組んで 生きよう
  ひとりの時も 疲れたときも
  こぶし固めて 歩いてきた
  夜明けはもうすぐ みえてくるから
  明日のために 君も 行こう

  

合唱構成「マンモス日立の谷間から」は、日本を代表する総合家電・重電メーカー日立製作所のInspire HITACHIの宣伝で脚光をあびている光の部分と 対をなす谷間の部分、そこには、働きたくでも働かせないガラスの部屋の物語。

話はちょっとそれますけど、化学工業の老舗、昭和電工は、第2の水俣といわれる新潟・鹿瀬工場のアセトアルデヒド合成工場から排出された有機水銀が 阿賀野川を汚染させた新潟水俣病を引き起こしております。1971年に、原告勝訴が確定してますが、その間には、港区大門にある昭和電工の本社に原告団が 押し寄せ昭和電工の社員とひと悶着を起こしたことがあります。とにかく昭和電工の社員の暴力のすさまじいこと、新聞沙汰になってました。
それから数年のち、その時に、会社から動員されたひとりだった営業マンと一杯やる機会がありました。
黙って聴いていたら、「原告団の連中なんてチョロいもので、チョチョいのチョイさ」って自慢話を始めたんです。
ぶっ飛ばしてやろうかと思ったんですが、もろ体育会系の彼とは、体力差が10倍以上もあるんで、やめときました。
いわゆる愛社精神がひねくれてしまっているんですね。

愛社精神って、「ハイハイそうです」ってなんでも云うとおりにすることじゃなくて、「ダメなものはNo」っていえることですよね。
云うは簡単な話ですが、これがまた結構難しい話。故に、長い目で見ると、そういう人物こそ会社にとって必要なんでしょうけど、 経営は目先の利益ばっか。
特に最近は、短期間で収益を上げることだけが経営に課せられており、以前の年次決算が、半期決算に。今では、四半期決算が主流。
挙げ句の果ては、日次決算まだやりだす会社も出てきてます。毎日、B/S、P/Lをにらめっこ。これじゃ、提言、諫言、聴く耳を持たんでしょうな。
そいでもって、結局は、有能な詩人をひとり失ってしまうんですから、企業としても損失ちゃいますか??

1980.9.14のタイムスタンプのある楽譜から作成してます。

【全曲】 MIDI 185K 14:46
1.光をうけて MIDI 24K 1:40 JASRAC情報
2.とうさん MIDI 12K 1:53 JASRAC情報
3.表現の自由を守れ MIDI 55K 3:03 JASRAC情報はありません
4.どんな時でも MIDI 16K 2:34 JASRAC情報
5.勇気を持って MIDI 37K 2:45 JASRAC情報
6.夜明けはもうすぐ見えてくる
   ~明日のために
MIDI 43K 2:54 JASRAC情報

製作日誌:
平成17年12月7日 歌詞のみ
平成18年1月1日 2006年の作品第1号です。
平成18年1月3日 「6.夜明けはもうすぐ見えてくる」が抜けてました