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冬の夜

【作詞】文部省唱歌
【作曲】文部省唱歌
【MIDI製作協力】マルちゃん

燈火(ともしび)近く衣(きぬ)縫(ぬ)う母は
春の遊びの、楽しさ語る。
居並(いなら)ぶ子どもは指を折りつつ
日数(ひかず)かぞえて喜び勇む
*囲炉裏火(いろりび)はとろとろ 外は吹雪(ふぶき)

囲炉裏のはたで縄(なわ)なう父は
過ぎしいくさの手柄(てがら)を語る
居並ぶ子どもはねむさ忘れて
耳を傾(かたむ)けこぶしを握(にぎ)る
* (くり返し)


明治45年3月「尋常小学唱歌」第三学年用に載った曲です。
冬の夜の雪国の家内の点描。日本の風景ってこういう感じだったのですよね。
TVもなく、ニンテンドーもなく、囲炉裏端で裁縫のおかあさん、明日の仕事の準備のあとうさん。
子どもたちは、それを眺めているだけ。
そりゃ、二酸化炭素の排出量の少なかったでしょうね。明治のころは。
福田前首相は、2050年までに1960年代の水準まで排出量を削減すると公約してますが、さて。
一体、われわれはどこまでやればいいんだろう。
さもないと、北極の氷があと4年~12年でなくなるというし、そうなると、シベリア永久凍土が溶けてしまって、メタンガスが噴き出して、ますます温暖化に拍車が・・・・
とにかく、削減目標を達成できない場合は、その分を買ってこなければならず、その金額が少なく見積もっても2兆円とか。
ばらまいている余裕なんか、日本にはないんですけどね。

今の、何でもある生活、でも、明日のリスクをはらんでいる生活と、
何にもないけど、明日の心配もなかった(戦争のリスクはあったけど)当時と、どっちが幸せなんでしょう?

JASRAC情報

製作日誌:
平成21年1月7日 歌詞のみ
平成21年1月10日 MIDIをアップ