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紫陽花の花

【 原作者名 】宮本多喜子
【 作詞作曲 】金子敏己
【 補 作  】すずききよし

1.雨の吹きつける庭で
  下町の路地裏で
  花はつぼみ育て
  ひっそりと燃えている
  雨にたたかれたり
  風にふかれたけど
  露の玉 転がせて鮮やかに
  咲きそろう 紫陽花の花よ

2.貧しい暮らしの中で
  荒れ狂う嵐にも
  内に力を秘めて
  笑顔さえ見せる
  一つは小さいれど
  弱そうに見えるけど
  芯の強い乙女のように ゆるぎなく
  咲きそろう 紫陽花の花よ

3.ひたむきに生きる
  肩を寄せ合って
  輝くひとみでいつも
  明日を語りかける
  一つは小さいけれど
  弱そうに見えるけど
  青年のように 明日に向かって
  咲きそろう 紫陽花の花よ


1971年ごろの曲です。うたごえと言うより。フォークに近い感覚です。この唄の背景についてはあまりよくわかりませんが、アマチュア作曲家・作詞家のものをすずききよしさんが補作したもの。すずききよしさんは、この「のび」のレパートリーのなかの「君の眸が」の作詞・作曲をしている人です。
うたごえと言うと「集団創作」という手法が取られていますが、70年代に入ってから、ニュアンスが微妙に変化してきています。
「紫陽花の花」の場合、歌詞は、60年代のうたごえ系と、曲は70年代のフォーク系がMIXしたものです。


JASRAC情報

製作日誌:平成12年7月4日初版