春の唄

【作詞】喜志 邦三
【作曲】内田 元
【MIDIデータ作成協力】そうちゃん

1.ラララ赤い花束 車に積んで
  春が来た来た 丘から町へ
  すみれ買いましょ あの花売りの
  かわい瞳に 春のゆめ

2.ラララ青い野菜も 市場について
  春が来た来た 村から町へ
  朝の買い物 あの新妻の
  かごにあふれた 春の色

3.ラララ鳴けよちろちろ 巣立ちの鳥よ
  春が来た来た 森から町へ
  姉と妹の あの小鳥屋の
  店の先にも 春の唄

4.ラララ空はうららか そよそよ風に
  春が来た来た 町から町へ
  ビルの窓々 みな開かれて
  若いこころに 春が来た


2月7日に神戸市内で行われた「グリーンエコーうたごえ」で紹介された歌です。

配布された楽譜には、「兵庫県西宮駅近くの北口市場を描いたといわれる。」と解説があったのですが、司会者が「西宮駅ではなく阪急の西宮北口駅。」と訂正されていました。
「春の唄」がNHKラジオを通じて知られ始めた1937年(昭和12年)以来、北口市場はずっと昭和の風景を守ってきました。
(戦時中に空襲を受けたかどうかは検索してもあいにく判明しないのですが。)しかし、1995年(平成7年)の阪神大震災で壊滅的な被害を受けてしまいました。現在、この場所は「アクタ西宮」という住宅・行政・商業の複合施設に生まれ変わっています。そして、その一角に「春の唄記念碑」が建っています。

あー、もしタイムマシンがあったら、阪神大震災で壊滅する前の北口市場へ出かけたい。「春の唄」は67年前のもの。歌詞に出てくる「花売り」や「新妻」や「小鳥屋」は、みんな元気なのかな? (そうちゃん)

JASRAC情報

製作日誌:
平成16年2月14日 岡山のわかもの、そうちゃんがMIDIを作ってくれました第1号です。
平成18年4月23日 4番の歌詞の1行目の「春はうららか」は「空はうららか」でした