誰もいない海

【作詞】山口 洋子
【作曲】内藤 法美
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん

今はもう秋 誰もいない海
知らん顔して 人がゆき過ぎても
私は忘れない 海に約束したから
つらくても つらくても
死にはしないと

今はもう秋 誰もいない海
たったひとつの 夢がやぶれても
私は忘れない 砂に約束したから
淋しくても 淋しくても
死にはしないと

今はもう秋 誰もいない海
いとしい面影 帰らなくても
私は忘れない 空に約束したから
ひとりでも ひとりでも
死にはしないと


1968年に、シャンソン歌手・大木泰子が歌って、1970年にトワエモアが歌い大ヒットとなりました。
トワエモアは、1972年に札幌で開催された冬のオリンピックのテーマソング「虹と雪のバラード」、それから1969年のデビュー曲「或る日突然」などで有名な山室英美子と芥川澄夫のデュオ。当時は、カーペンターズなどこういう組み合わせが流行っていましたね。カーペンターズは兄弟でしたけど。古いところでは、ポールとポーラ、それを日本流に移植した、MYカップル(=梓みちおと田辺靖男)というのもありましたっけね。
山室英美子は「保母さんになりたい」と言ってトワエモアを解散したものの、白鳥澄夫と結婚して、白鳥英美子になって、ソロ活動を行い、1997年にトワエモアとして再結成してます。

「荒城の月」でも「雪の降る町」でも、それがどこか、ということで名乗り上げが結構あるようですが、この曲について、「オラが海岸だ」という立候補ってあるんでしょうか。
ちょっと寂しい曲ですから、観光イメージとしてはマイナスなのかな?
でも、頑張って生きて行くぞ!っていう気持ちがヒシヒシと伝わってくる前向きな側面もありますから、町おこしとしては面白いと思いますがね。
ま、唯一の欠点は、「誰もいない海」と宣伝しておいて、行ってみたら、人がゴマンといた、って言うんじゃ、クレームになりますよね。

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年5月19日 歌詞のみ
平成18年5月23日 MIDIをアップ