【当日生まれた曲】
♪大地に咲く花
♪桜
♪九条上総弁
♪みんなの夢
♪さくらのシャワー
♪秋保のはる
♪じゅごんの海
日時

こんな目的で
  1. 引き続き憲法九条・平和の歌を軸に
  2. 全国の多くの創り手の学びあい、高めあう場として
  3. 2006年日本のうたごえ祭典<福井>祭典テーマ曲つくりを目指して
  4. 産別や階層、そして各合唱団サークルからも新しい参加者の広がりを期待して
内容は
  1. 作曲・編曲(合唱・ピアノ伴奏・器楽など)の基礎を学ぶ
  2. 作詞・集団創作コース・・・発表へ
  3. 発表・交流タイム(持ち寄り曲・当日生まれた曲)
講師陣
  • お話・・・石黒真知子(作詞家)・高平つぐゆき(作曲家)・木下そんき(作曲家)
  • 実践作曲・編曲法・・・小林康浩
  • チューター・アドバイザー・・・山本忠生・大西進・木下そんき・豊田光雄・新江義雄・高田龍治・藤村記一郎
<講座>
  1. 小林康浩「実践作曲・編曲法」
  2. 高平つぐゆき「編曲って楽しいよ!」~私の勉強法
  3. 木下そんき「うたごえにおける創作のあり方・オペラ沖縄の経験から」
  4. 石黒真知子「詞を作る立場から、その思い」

創作の点描

ハイテク駆使の大阪Gucchan
秋保のはる」を創作中

話ではよく聞いていた「創作合宿」。
先日も九州の創作合宿の記事がうた新に出ており、その様子を読みながら「創作」活動に夢を馳せておりました。
今回は、いきなり全国レベルの創作合宿に参加することが出来きました

創作合宿は、2部構成になっており、前半は、理論武装としての、作曲・編曲・作詞について、日頃からうたごえで活躍している各方面のリーダーの方々のセミナー。
普段自己流でやっている身にはなんともドキッとさせられる点が多々あり、これだけでも年度末の忙しい時に、3月31日金曜日に半休をとってでも駆けつけた意義がありました。

後半は、いよいよ創作の部。
胸がワクワクします。
先ずは、作詞から。
ところが、ここで、エッと思うようなことが。「はい、皆さん、各自で思い思いに詞の創作をしてください」。
あれ、集団創作じゃないの?
ブツブツいいながら、近所の喫茶店に出向いて、コーヒーをすすりながら、鉛筆をもって紙にむかうものの、そもそも、詩なんか書いた事のない身には、ちょっと辛いものが。
大阪からチューターとして参加された豊田さんが、そんな参加者にぴったりとくっついていただきました。

夕食の後、全員の作品を持ち寄って、評論会。
ここでは、正直いって、「これが、うたごえの詩かよ」と思わせるようなものばかり。
この時点では、かなりがっかりしておりました。
ところが、翌朝、個人が書いた詞を、グループで議論し、評価し、改めて行く中で作られた曲はどれも素晴らしいものばかり。
昨晩、詞として発表されたタイトルもなかった作品は、個人的な履歴を書いたようなものでしたが、これが、一夜明けると、そのモチーフを生かして、肉付けして、最終的にうたごえとしての普遍的な愛情の世界へ大きく変貌をとげているのです。
それにそのグループの想いをこめたメロディが付けられるのですから、言いようもない感動に溢れた作品ができあがるわけです。


電子楽器を持ち込んで・・・D51のかた


楽譜の清書中
エーちゃんは、YAMAHAのEZ-EGとPanasonicのLet'sNoteR4をもって参加

をご披露する、作曲の藤村記一郎さん
と、言いつつ、憲法九条とか平和などの歌がゴマンと出来上がるんだろうと期待してましたけど、この趣旨に沿っていたのは、saeさんくらいでした。

あと、当日の創作ではないですが、山形センター合唱団の方の「あなたのへいわ みんなのへいわ」。
しっかりとツボを押さえたユーモアソングも紹介されました。

もっと、うたごえ本来のものが出来上がったらよかったのですが。

千葉からギター担いで

バックの曲は
みんなの夢
作詞:やぶたようじ(仙台合唱団)
作曲:たかねきみこ(千葉プリマベラ)

  忘れかけてた 言葉があった
  一人で泣いてた 時もあった
  その瞬間の 一つ一つが
    未来へと つながってく
  幼い日の 夢をのせて
  今ここから 走り出そう
  見えなくても きっとそこには
    明日があるから

  はるか遠くの ゴール目指して
  迷わず進もう 自分のために
  その瞬間の 一つ一つが
    明日への合言葉
  みんなの夢 ささえ合おう
  希望の道 歩くために
  「夢を叫ぼう」その答えが
    虹色に 輝く

エーちゃんの場合・・・

大阪PeaceCallの豊田光雄さんと
一応、持ち寄り曲ももって行きました。
当サイトの「創作倶楽部」で京都のかれんくらふとさんの作詞「行け第九条!」に曲を付けて持って行ったのですが、コミック風故にイマ一つでした。
小林康浩さんに数箇所の問題点を指摘されたのですが、それだけでも目からウロコの成果でした。

作詞も一応トライしてみましたが、こちらも全然受けませんでしたね。トホホ。
でも、上記の創作合宿の目的の趣旨に沿って「私の環境保全宣言」という、ま、今日的なテーマなんですがね。

大西進さんと
曲つくりの方は、山形詩人会議の斎藤範雄さんの作詞「じゅごんの海」に、豊田さんを中心としたグループに入りました。

この詞は、斎藤さんが何年か前に沖縄・辺野古に行ったときの感動を書いたもの。

 岬の上で
 海を見る
 そこはすきとおった
 地球のまなざし
 じゅごんのいきるところ
 沖縄・辺野古の海
 ほろぼされてゆく生命
 ゆりかごの海を
 守る人たちのまなざし
 しわを深く刻んだ
 ひとみのなかに
 地球の海がひろがっている

 岬の上で
 海を見る
 そこははてしない
 地球の時間
 じゅごんのいきるところ
 沖縄・辺野古の海
 地球の歩みにあわせて
 ゆったりと海を
 歩くじゅごんの生命
 時を急ぐ人らの
 ひとみのなかに
 破れた海がひろがっている
 生命の海と
 守る人たちのまなざし
 ひとみのなかに
 未来の海が広がっている

豊田さんご自身、千葉・わかちばーすのKatoさん、そしてエーちゃん版の3つが出来上がり、豊田さんが一本沖縄調のメロディに仕上げてくれました。こちらから

石黒真知子さんです

ピースナインの振り付けをご披露する忠やん

安広真理さん
3月31日金曜日、3時過ぎの新幹線で仙台へ。仙山線に乗り換えて愛子(あやし)駅へ。
山形のきむらいずみさんが出迎えに来ていただきまいた。で、そのときに一緒になったのが安広さんでした。福岡から羽田経由で来られたそうです。

高平つぐゆきさん
講座は全部で四つ。二日目の第1講座は地元仙台で合唱団ふきのとうの指揮者などを務めておられる高平さん。失礼ながら、このお歳でパソコンを駆使した編曲をバリバリとやっておられます。


バラライカで早速
日曜日は定休日のバラライカですが、愛知から参加のYamashitaさんから、4月2日は、お昼のうたごえをやっているらしいですよ、という話を聴き、仙台合唱団のChoさんに秋保温泉から車で、saeさんらと送っていただきました。

2時からの予定のところを、1時40分ごろに到着。マイドの大きな声で「南部さ~~ん、えーちゃんですゥ」って入っていったら、そこにbunbunさんがデ~~ンと。アララ、こんなところで。

流れのギター弾きさんやら、ふきのとうのスケさんらも続々。

近くのコンビニで、出来立てのホヤホヤ、「大地に咲く花」の楽譜をコピー。
流れの相方さんに、その場で手話を作っていただき、お昼のうたごえに来られた方に、ご披露をいたしました。

左の写真、左側から
手話の相方さん
作詞作曲グループのお一人、Yamashitaさん
原詩の渡辺咲地ちゃん、
バラライカの南部さん、そして、
saeさんです。

来年は1月1月19日(金)~21日(日)奈良にて!再見!


製作日誌:
平成18年3月31日~4月2日 創作合宿が開催されました
平成18年4月15日 このレポートを作成
平成18年4月16日 当サイト初登場!KAITO版VOCALOIDで「みんなの夢」を作成
作詞のYabuta青年は、タイトルバックの仙台合唱団の歓迎演奏写真、右端のかれです。ナイスな詞をたくさん作っています。
平成18年4月22日 創作曲のひとつ、秋保のはるへのリンクを作成
平成18年4月29日 豊田班のじゅごんの海へのリンクを追加
平成18年4月30日 会場最寄の駅は仙山線の愛子(あやし)駅です。4/19にGucchanに指摘されておりましたが、直し忘れです。
平成18年6月4日 来年は、1月19日(金)~21日(日)奈良に決まったそうです。