蔵王のうた

【作詞】刈田  仁
【作曲】白鳥 音羽
【MIDI製作協力】マルちゃん

我ら歌(うと)う みちのくに
奇(く)しき山あり 真(げ)に山の王者蔵王
ああ 燃ゆる火を胸にいだきて
ああ 地に黙す ここに幾年(いくとせ)
熱き想いの 胸に激しく
耐えてゆくもの
この山に 我ら夢あり

我ら歌う みちのくに
愛(は)しき山あり 忘れじの山よ蔵王
ああ 国分けて陸羽の空に
ああ 別れ咲く 二つのうれい
若きいのちの 胸に激しく
深ければこそ
この山に 我ら歌あり

我ら歌う みちのくに
蔵王の嶺の 白銀の華よ樹氷
ああ 人の世の聖(きよ)き界(くに)とぞ
ああ 若人の 泣きて慕いし
樹氷の山の 胸に激しく
われを呼ぶもの
この山に 我ら祈らん


以前、仙台の「バラライカ」にお邪魔したときにうたっておりました。
「蔵王のうた」というといろいろな曲があるようですが、「宮城蔵王山麓観光協議会」(白石市・蔵王町・川崎町・七ヶ宿町とそれぞれの観光協会及び観光事業に関する団体で構成)では、蔵王への熱い想いを綴ったこの曲を、全国に発信・宣伝し、普及させると共に「蔵王」の魅力をアピールしながら、宮城蔵王山麓への誘客につなげようとしています。

以下、この曲をご紹介いただいた流れのギター弾きさんのコメントです。
作詞・作曲者は同一人物。刈田(かった)は筆名、蔵王連峰の一山から採ったと思われます。
おもに宮城県側の登山愛好者(山岳会や学校山岳部と個人)に親しまれて歌われていました。
ただし、山の歌の宿命とも言うべき口伝えのため歌詞や拍子に多様性が現れました。
作者のご遺族に確認を求めたところ、歌詞と旋律に作者自身の意図が確認でき、統一を目指して観光協議会が動いています。

JASRAC情報
製作日誌:
平成20年11月3日 歌詞のみ
平成20年11月20日 MIDIをアップ
平成20年11月22日 アコーディオン伴奏がおかしかったので手直ししました。
平成20年12月11日 コメントの追記と歌詞(4番)の訂正