なみだ

【作詞】石原 いっき
【作曲】藤原 富枝
【MIDI作成協力】マルちゃん

あふれるなみだ
こぼれるなみだ

なみだはかわいて
しまうけど

なみだのわけは
かわかない

なみだはじぶんの
いいたいことが

いえないぶんだけ
にじみでる

あふれるなみだ
こぼれるなみだ



あふれるなみだ
こぼれるなみだ

なみだはながれて
しまうけど

なみだのわけは
ながれない

なみだはじぶんの
いいたいことば

いえないぶんだけ
こみあげる

あふれるなみだ
こぼれるなみだ

うたごえ新聞2月27日号「九州のうたごえ創作交流会」の記事に掲載されました楽譜よりMIDI化しました。

石原いっきの童謡詩集「きせきだよ」に収載されている詩一編「なみだ」に、2006年2月4~5日に熊本県宮原温泉で開催されました九州のうたごえ交流会で、当店に久々のご登場のはるかさんが曲をつけたものです。

この曲は、「シャンソン風」という指定がありましすが、さて、シャンソン風って??
ちょっと悩ましい指定ですが、ま、そこはそれ適当に。

石原いっきさんに、1月31日に新宿ともしびでお会いしました。
その際に、詩集「きせきだよ」を頂戴いたしました。

  きせきだよ そらをみあげて いることだって
  きせきだよ うたをうたって いることだって
  きせきだよ なみだをだして いることだって
  きせきだよ じめんにたってる そこのとだって

  きせきだよ ここにうまれて いることだって
  きせきだよ くうきをすって いることだって
  きせきだよ うちゅうのなかに いるこだって
  きせきだよ にんげんだったと いうことだって


そうなんですよね、ふだん何気なくしていること、感じていること、みていることってホントに奇跡だと思ってます。
あたりまえのことですが、自分の気持ちはわかるけど、相手の気持ちなんて全然わからんですよね。何でわからないんだろう、と思って、フト自分のこととその人のことを合わせて考えると、わからんものが何で知り合ったんだろう、って思います。奇跡ですよね、出会いって。

是非、詩集「きせきだよ」本の泉社をお買い求めになり、読んでみてください。


石原さんからのメールをご紹介します。(H18.2.25)
「なみだ」聴かせていただきました。
大人のメロディ。かなりシャンソン風な感じです。
実は藤原さんからイメージをきかれて、マイナーな曲より、さらっと喋るように、シャンソンのような曲のほうが詩に合うのでは、といったもので・・・。苦労されたようです。
うたごえ喫茶などでは好まれるメロディではと、感謝しています。

   きれいに編曲されて、雰囲気がでてました。
rit.の所もなるほど、生きてくるとおもいます。
おっしゃるとうり、曲全体がもう少しゆっくりのほうが、さらに味がでるかもしれないですね。
”クミコ”とか”金子由香利”のような感じで歌ったらいいかも。

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年2月24日 歌詞とMIDI
詞は縦に読んでくださいね。ちょっと風変わりな割付けでしょ。
平成18年2月26日 種々手直しをしました。
主旋律はFluteですが、石原さんから重たいというご指摘でしたので、オクターブ下の音量を下げて、更に、後半部分をPiccoloを加えてみました。
テンポを88→83へダウン
平成18年3月9日 「きせきだよ」3行目、タイプミスを修正。
平成19年8月25日 JASRAC情報を追記