【作詞】岡 史明
【作曲】岡 史明
1.雨ニモ風ニモ負ケズ 今日も汗流す
  この国を支えるものは もの作りの現場
  使命に燃え精を出す 男の仕事
  いとし家族守るため 命をかけろ

2.闘いの火蓋が切られ 今こそ立ち上がる
  染められた深紅の旗は 団結の証し
  巨大な敵 打ち砕く 不屈の闘志
  天高く突き上げろ 怒濤の拳

3.明日の見えない時代 やみがわれ襲う
  にがい砂をかじっても 再び奮起する
  誇り高き男たち はがねの魂
  向かい風に立ち向かえ いばらの道を

  天高く突き上げろ はがねの拳
  天高く突き上げろ はがねの拳
  天高く突き上げろ はがねの拳

全日本金属情報機器労働組合(JMIU)傘下の東日本鉄工支部闘争の中でうたわれた曲。
5月16日にお邪魔したさんたま屋さんでハルさんの歌唱指導で歌って来ました。久しぶりにすっきりとする曲ですね。

この会社も、今の橋梁談合で話題の後発グループ A会(旧東会)のメンバー30社の内の1社。
これとはまったく別の次元で、平成16年9月に破産。

エーちゃん自身は、小さな繊維系の商社に勤めてますが、まず、商社と銀行は自分の儲けしか考えません。
日本だけですよね、商社なんてモンがあるのは。おかげで流通は複雑になるわ、口銭を取る分物価はあがるわ、良いことないと、常々思ってます。
ウチの会社は第一次オイルショックのとき、土地をバンバン買ったもんで500億円もの不良在庫を抱えてしまって経営危機が一気に表面化。当時、安宅産業もカナダの石油精製関係で大損。ウチはナンとか持ちこたえましたが、ケタの違う安宅産業はご存知の通り伊藤忠へ。
東日本鉄工はもともとが安宅系の会社。
伊藤忠に吸収されたとはいえ、東日本鉄工関係の仕事そのものは旧安宅系の人たちがやっていたと思います。
しかし、所詮、商社の性、債権保全という第一義的命題から、1996年に、生え抜き経営者から、商社からの派遣社長にバトンタッチ。
士農工商とはよく云ったもので、商人には工の才能はないですよ。商が工に入ってくるのは、債権保全だけ。ほかにありますか?
商社で営業とか経理をやっていた担当者に、突然「明日から○○会社へ出向して再建して来い」と言われたって、工業簿記も分からんおっさんに工の何たるものなんか理解できるわけないっすよ。まあ、できることは、賃金カットと一般管理費の削減。これは算数の世界ですから子どもでもできる再建作業。おっさんに分からんことは、もっとワケの分からんコンサルタントなるものを引っ張り込んで知ったかぶりをする。こんなところでしょうね。

それにしてもアホな経営者の下で働く労働者、たまったもんじゃないですね。
山一證券が自主廃業したときの、「従業員は悪くありません」「従業員の再就職をよろしくお願いします」と号泣したあの社長さん。もっとやることがあったんじゃないかと思います。
「わしも寝とらん」と云ったのは雪印でしたっけ。

JR西日本の事故でもそうですが、組合がしっかりしていないと、会社がヘンな方向に動き出し、社員の士気が堕ちて業績が悪化という負のスパイラルに落ち込むようです。

この曲にあるように、「この国を支えるものは もの作りの現場」、その通りです。
この気概のある労働者のいる会社、何としても再建してもらいたいですね。
http://www.jmiu.com/PR_Kobushi/

上記写真のCD「拳」は一枚1,500円+送料(着払い郵便)で通販もしてます。
お問合せ先:
JMIU東日本鉄工支部
〒338-0004 埼玉県さいたま市中央区本町西2-1-12
埼玉土建さいたま南支部中央区センター内
TEL/FAX 048-854-5187
代金振込先 中央労働金庫/さいたま支店
(普)5719967
東日本鉄工CD販売

FAXなどで、事前に、お名前・住所・連絡先および購入希望枚数を明記して連絡をしてください。

エーちゃんもまだCDを聴いていないのですが、作者の説明によると、 コンサートなどでは、ギターとハーモニカでゆっくりとうたい始めて段々と盛り上がってゆく感じとか。 メーデー歌集に収載の楽譜は合唱用にアレンジしたもの、とのことでした。

6月下旬に第2弾シングル『命が吠える街』がリリースされます(\1,000)。
この作品は岡史明が2000年の8月に長崎の原水禁世界大会に参加した際に書いたもの。 今年の長崎の世界大会で熱唱することになってます。
収益金の一部は、原爆症認定集団訴訟原告団に寄付される予定。是非、皆さんもお買い求めください。
(「命が吠える街」のCDのご注文は、「拳」と同じ中央労働金庫 口座番号 5782896 口座名 「命が吠える街 CD販売 代表 岡史明」です。)

MIDI音源にYAMAHA XGをお使いでない方のために、MP3もアップしました。
Windows GS Wavetableでお聴きの方、是非聴き比べてください。

JASRAC情報

製作日誌:
平成17年5月28日 メーデー歌集を参考に歌詞とMIDI
平成17年5月30日 岡さんから闘争資料をFAXで頂戴しました。コメントを大幅書き換え。
平成17年5月31日 愛用のGibsonを抱える岡さんの写真を掲載。
平成17年6月1日 ウッヒャ~~、全然違うじゃないか。CDを聴きましたけど、アコースティックな感じでトツトツと歌う、と云う感じ。
でも、作者の岡さんからのメールでは
「ダイナミックで勇ましくてカッコイイですねー!
『拳』は普段、僕1人でギターとハーモニカで演奏しています。
これはこれでシンプルで武骨な感じが気に入っているんですが、いつかはオーケストラをバックに歌ってみたいですね。(笑) 夢でしょうか・・・」
平成17年7月19日 さんたま屋うたごえ喫茶で岡史明が3曲を熱唱!