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ゾウに負けないアリのうた

【作詞・作曲】全国創作合宿in岡山

大きな 大きな 大きな ゾウさん
そんなに大きな耳なのに
どうして 僕らの悲鳴が 聞こえないの
こんなに 苦しんでいるのに
いつも知らん顔

大きな 大きな 大きな ゾウさん
そんなに大きな体なのは
僕らの分まで食べている からなのか
道ばたの花 踏みつぶして
いつも知らん顔
僕らは 小さなアリ 働き続ける 小さなアリ

気付けよ ゾウさん アリの存在を
たくさん集まったら アリだって こわいんだゾ
ゾウに負けないように たくさんのアリよ
集まって来い 大きな体で 踏みつぶされる前に
アリの根性 見せてやる
アリの根性 見せてやる


うたごえ新聞 2008年4月21日号(No.2108)の紹介曲より。
2月に行われた、日本のうたごえ全国協議会主催の全国創作合宿で生まれた曲です。
北海道から全国のうたごえのなかまが集まったら、たまたまそのグループがケアマネ系のかたで、日頃からお国(厚生労働省)の対応に不満が鬱積しており、一気にこういう曲ができたそうです。
うたごえ的にいいますと、ぞうさんってどっちかというと悪者というより「ぞうれっしゃ」のような「仲間」の範疇で、この創作グループとしてもぞうさんに恨みがあるわけじゃないんだけど、微力な自分たちを虐げている巨大な存在としてシンボリックにゾウということになったわけなんですって。

確かに、われわれの健康を預かる厚生労働省って、薬害などすべてが後手後手。どうなっているんでしょうね。
ゾウのウィークポイントって耳なんですって。
ゾウは、ネズミを怖がりますけど、アリはもっと怖い存在なんですね。耳に入られたら、あのでっかい手足やお鼻では、耳かきになりませんもんね。
で、そのゾウさんの耳に相当する部分は、リアルの世界ではどこだと思います?
はやりその現場でまじめに働いている労働者なんじゃないでしょうか。
天下りなどの権益にしがみついて、いかに予算内で物事を執行しようとしているか、という自分のことしか考えない体質に対して、本来の公僕の姿にしてくれるのは、そこで働いている小さいけどひとりひとりのそういう労働者だと思うんです。
その力は小さくても、そこにあるんだ、というだけでも僕たちのゾウさんを見る目って変わってくるんだと思います。

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製作日誌:
平成20年4月19日 歌詞のみ
平成20年5月5日 MIDIをアップ
平成20年5月28日 創作メンバーで岡山合唱団のきんちゃんから打ち込み間違いをご指摘いただきまして訂正しました。
また、ピアノ伴奏譜もいただきましたので、この週末にでも取り組んでみます。
平成20年5月31日 きんちゃんから送っていただきましたスコア譜をベースに手直しをしました。