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夜に

【作詞】レヴァシエフ
【作曲】ウイトリン
【訳詞】合唱団白樺
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky

1.川辺で仔馬は草を食べ
  カッコも鳴いてる
  クーク クーク クーク
  僕ら大きなかがり焚く
  昼より明るく みんな楽しく

2.ツタに覆われ永久(とわ)に立てる
  親衛隊の石の記念碑
  僕らは夢を語り合って
  望みに溢れ胸を張るよ

3.戦いに荒れたこの野原
  今では仔馬が夢見てる
  森ではカッコが友を呼ぶ
  平和な夜だ クーク クーク クーク


優しく純真さにあふれた抒情的な子どものための歌です。

と、ネタ本の「ロシア民謡集」(飯塚書店)に記載されてますけど、夜=大人の世界、と云うイメージからすると、どうも解せない曲ですな。
ご近所さんのドイツでは子ども教育が徹底しており、高校に入るくらいまでは、とにかくマルっきりの子ども扱いで、よい子は9時には寝なさい、と躾けられているようです。ですからTVなんか観ていても、夜中の番組は子供たちが見ていないと云う前提で、もうスッポンポンの映画をやってます。生憎と観そびれましたけど、「愛のコリーダ」(例の阿部定のはなし)もノーカット。シルベスター・スタローンやアーノルド・シュバルツネッガーのデビュー前のその方面の映画もやってましたね。
以前、(ん~~30年くらい前かな)「独占!男の時間」と云う番組がありましたよね。当時、アメリカからやってきたお客さんが、夜、この番組をホテルで見ていて、びっくらこいていたことがありました。アメリカはドイツの正反対で、躾をしない代わりに(?かな)見せるべきでないものは断固排除する、という姿勢。ですから、その外人さん、TVで堂々とやられて目を白黒させながら観てたんです。

エイ、ついでに、アメリカとドイツの違いをもう一つ。
(ここでこうやって脱線しているから、ブログの方に書くことがなくなっちゃうんだよね)
交通事故で被害者が受け取る賠償金のはなし。
アメリカはホフマン式計算法とか言って、逸失利益をX=S/(1+nr)で計算するらしいですけど、そのため、例えば、医学部の学生さんが被害者のばあい、膨大な金額が支払われますね。
ところが、ドイツでは、医学部の前途有望な学生でも、精々30万円程度。
一家の大黒柱で子どもが小さく残された家族が...という場合でも200~300万円程度。
これは社会保障が完備しているので、逸失利益などというスペキュレーション(投機)的なものは認めない、という発想です。

オマケを、もう一つ
アメリカではどうだか知りませんけど、日本で交通事故の場合、例えば、交差点で出会い頭の衝突事故の場合、仮にこっちの信号が青でも、前方不注意とか何とか言って、2:8くらいで保険の支払いが減額されますよね。
ところが、ドイツは、優先権がはっきりしていて、そういう中途半端な裁定はなし。優先権のあるほうが100%正しいという理論。大岡裁きもへったくれもなく、単純明快。そりゃそうだ、日本のように、前方不注意、後方不注意、安全運転励行義務違反...カミ様じゃないんだから、そんな四方八方に気配りした運転なんかできっかよ。
こうやって物事を単純に考えれば、警官だって今の半分。保険屋さんだって、調査員は不要。不要な経費は切り詰められて、いいこと尽くめですね。

話を「夜に」に戻します(一応ね)
カッコウですけど、夜に鳴くのかな?と思って調べてみたんですが分かりませんでした。
フクロウじゃあるまいし、トリ目さんにはチト無理ちゃうかな?
ところで、カッコウって結構ズーズーしくて、卵を暖める仕事を百舌鳥などに委託してしまうんですね。
委託先の巣にいって、自分の卵を置く場所を確保するために、百舌鳥が抱えていた卵を食べてしまうんです。
またヒナが孵ると、このヒナも親以上にズーズーしくて、百舌鳥のまだ孵化しいない卵を、ヨッコラショって捨ててしまって、巣を独占。仮親の世話を独占してしまうんです。
ま、自然界、色々な生存競争があるもんですな、ご同輩!

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製作日誌:
平成17年5月8日 歌詞のみ
平成17年5月9日 MIDIとふんどしコメント。読むのに時間がかかりそうですので、MIDIのループを3回にしました。ごゆっくり聴きながらお読みくださいね。