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われは海の子

【作詞】宮原晃一郎
【作曲】不詳

我は海の子 しらなみの
さわぐいそべの 松原に
煙たなびく とまやこそ
我がなつかしき すみかなれ

生れてしおに ゆあみして
なみを子守の 歌と聞き
千里寄せくる 海のきを
すいてわらべと なりにけり

高く鼻つく いその香に
不断の花の かおりあり
なぎさの松に 吹く風を
いみじき楽と 我は聞く

丈余のろかい 操りて
行手定めぬ 浪まくら
百尋(ももひろ)千尋の 海の底
遊びなれたる 庭広し

幾年(いくとせ)ここに きたえたる
鉄より堅き かいなあり
吹く塩風に 黒みたる
はだは赤銅(しゃくどう) さながらに

浪にただよう 氷山も
来らば来れ 恐れんや
海まき上ぐる たつまきも
起らば起れ 驚かじ

いで大船に 乗出して
我は拾わん 海の富
いで軍艦に 乗組みて
我は護らん 海の国


明治43年「尋常小学読本唱歌」に発表された曲で、エーちゃんの小学校の時に習ったのは多分2番か3番までだと思います。今ではも6年生で習っているようですね。

この曲に、7番まであるとは知りませんでした。
トミ」で歌っときに(3番までしかなかったのですが)リーダーのMutoさんから、「実は歌詞はもっとあって、最後は、軍艦に乗って船出してゆく、というものです」という話をきいて、へ〜〜っと思ってました。

それにしても難解な単語が一杯ですが、戦前の小学校では、読本の時間にこの詞の理解を深め、その上で唱歌の時間に歌っていたらしいです。国語と音楽が関連しあっていたのですね。今のように、国語は国語、音楽は音楽という統一性のないバラバラ教育ではなかったわけです。(参考 長田暁ニ「音楽おもしろ雑学事典」)
確かに、エーちゃんの小学校時代、音楽以外は、担任の先生が教えてくれて、音楽だけは音楽室にいって、音楽専任の先生に習ってました。

7番については、「海軍に対して子供心に憧憬を持たせるから好ましくない」という意見と、「海に囲まれた日本ならではの、大海からの国冨の獲得と、国の保安に励もうという、海国日本の立場からの意気昂揚が必要である」という意見があります。
昨今の「教育基本法」に関連して「愛国心」という言葉がネガティブに捉えられがちですが、憲法9条を基本として、一切の戦力の不保持を維持しつつ、「世界の平和に貢献する日本」という姿をもって我が国を発展させるという愛国心があってもいいと思ってます。
じゃ、「軍艦」って? 平成のこの時代、列島そのものが日本丸という大きな船なんじゃないでしょうか。
(誰かさんがいった「不沈空母」じゃないですよ。ん〜〜、でも、この辺の言い方は難しいですね。誤解されなきゃいいけど)

作詞者は永いこと「不詳」でしたが、1989年に北欧文学者の宮原晃一郎ということが判明したそうです。

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年5月6日 歌詞のみ
平成18年5月10日 最後の終わり方が単純だったんで、古関裕而の「東京オリンピック行進曲」のコーダの部分を拝借しました。これって、軍艦マーチ風かな?