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たんぽぽ(石原いっき版)

【作詞】カドクラ サトシ
【作曲】石原いっき

1.雪の下の 故郷の夜
  冷たい風と 土の中で
  青い空を 夢に見ながら
  野原に咲いた 花だから
  どんな花より たんぽぽの
  花をあなたに おくりましょう
  どんな花より たんぽぽの
  花をあなたに おくりましょう

2.高い工場の 壁の下で
  どれだけ春を 待つのでしょう
  数えた指を 優しく開き
  空き地に咲いた 花だから
  どんな花より たんぽぽの
  花をあなたに おくりましょう
  どんな花より たんぽぽの
  花をあなたに おくりましょう

3.ガラスの部屋の ばらの花より
  嵐の空を 見つめつづける
  あなたの胸の 想いのように
  心に咲いた 花だから
  どんな花より たんぽぽの
  花をあなたに おくりましょう
  どんな花より たんぽぽの
  花をあなたに おくりましょう


この曲の解説の全面訂正です。
昨日、石原いっきさんにお会いして、お話を聞いてまいりました。

この詞は、石原いっきさんが結婚される時にかどくらさとしさんから贈られてこのメロディを作曲して、結婚式の時に歌ったものです。
その後、かどくらさんがうたごえ新聞でこの曲を紹介したところ仙台合唱団メンバーだった堀越浄さんがおなじみのメロディで作曲。一気にうたごえの定番として広まって行きます。
日立の東京・武蔵工場で、ガラスの檻と呼ばれる不当差別を行う部屋のあったのは事実ですが、どこかで混線したようです。

うでをくめ」でご紹介しました、田中さんは、1970年に日本のうたごえ祭典に参加するために一日有休をとったところ、無断欠勤と難癖をつけられて解雇されます。その不当解雇撤回闘争を進める中で、10周年に「マンモス日立の谷間から」が作られています....こういう背景も昨日伺ってまいりました。

JASRAC情報

製作日誌:
平成14年12月8日 堀越浄版を作成
平成18年1月19日 石原いっき版を作成
平成18年1月20日 全面的に作り直し。どうも、こういうスローテンポな曲は同じような構成になってしまいますね。テンポも8%アップ
平成18年2月1日 コメントの全面書き換え。スイマセンでした、まちがった解説をしてまして。
平成21年3月22日 堀越さんは、茨城県在住ではなく、宮城県仙台市在住だったそうです。掲示板でご指摘をうけましたので、訂正いたします。