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登れ丘へ青年なら

【作詞】不明
【作曲】不明

1.君は行くのだ それでも行くのだ
  どんなに暗く 寂しい人生でも
  君はそこで生き抜いて行くのだ
  いずれは死んでゆくさだめでも
  毎日生き抜いて 今日と云う日を
  君はつかむのだ 絶望の中で
   登れ丘へ 走りながら
   登れ丘へ 青年なら
   例えそこで幸せが
   君の来るのを待ってなくても
   登れ丘へ 走りながら
   登れ丘へ 青年なら
   例えそこに苦しみが
   君の来るのをまっていようと

2.きっと君は全てをわすれ
  きっと君は微笑むだろう
   登れ丘へ 走りながら
   登れ丘へ 青年なら
   やがて夜の霧は消え
   あの空に再び
   陽が昇るとき
   登れ丘へ 走りながら
   登れ丘へ 青年なら
   君は強く その腕で
   つかみ取るのだ 君の希望を
   登れ丘へ 走りながら
   登れ丘へ 青年なら
   青年
    青年
     青年!

Am E7 E7 Am
Am E7 E7 Am
Dm A7 A7 Dm
E7 E7 Am E7
Am E7 E7 Am
Am E7 E7 Am
Am F G Em
Am F G Em
Dm/G7 C/A7 Dm
C/E7 Am E7 Am Am
Am F G Em
Am F G Em
Dm/G7 C/A7 Dm C/E7
Am E7 Am Am

Dm G7 C B7 E7
Am B7 Dm E7
Am F G Em
Am F G Em
Dm/G7 C/A7 Dm Dm
C/E7 Am
G7 C E7
Am F G Em
Am F G Em
Dm/G7 C/A7 Dm Dm
C/E7 Am E7 Am Am
Am F G Em
Am F G Em
C
Eb
B

エーちゃんが学生のころ、ラジオの深夜番組で流れていた曲。
多分、カメ&アンコウが「カメカメ エブリボディ」とかアホな事を言いながら青年を激励するような感じで歌っていたんじゃなかったかな。
それが、今じゃ、ニホン放送の渦中のヒト。

ところで、このメロディを覚えていないんですよ。どなたか...HELP!

と、おもっておりましたら、さすがネットパワー。 四四生さんから、2005/07/21に掲示板にカキコミがありました。
これは「いずみたく」さんの合唱組曲「青年」の第三楽章です。
作詞は忘れましたが、もしかしたら「門倉さとし」さんではなかったかと・・・・・。
自分も、30年以上前に歌ったのですが、よく覚えています。
当時の楽譜も持っていますので、コピーして差し上げてもよろしいですが、送る方法がわかりません。


いただいた組曲の楽譜を元に、MIDIを作りました。
以下に「青年」の全体歌詞をご紹介しましょう。

青年

第1楽章

 君に話したい 私は話したい
 君の歌をなぜ 作ったか
 君に話したい 私は話したい
 そのわけを どうしても
 話したい 君に 君に 青年に

1.昔一人の青年がいた
  ふるさと後に 旅に出かけ
  苦しみだけに 出会ったけれど
  弱音はこぼさなかった
  振り向きもせず
  歌を歌いながら歩いて行った

  正義のためなら死んでも良いんだ
  ただそれだけが 彼の口癖
  笑うとどこか まだあどけない
  澄んだ目をした若者だった

  彼は闘い 戦い抜いた
  そして ある朝 夜が明ける頃
  その手に 勝利を掴み取ったが
  けれどその時 彼は倒れた
  今もだれかがうわさをする。

  彼が作った明治維新を
  あの新しい日本の歴史を
  そうだ彼は青年だった

2.昔一人の青年がいた
  ふるさと後に 旅に出かけ
  悲しみだけに出会ったけれど
  涙はこぼさなかった
  歯を食いしばり
  顔を上げて進んで行った

  臆病ものには なりたくないんだ
  ただそれだけが 彼の口癖
  おんなの前じゃ ほほ赤らめる
  いつも無口な 若者だった

  彼は闘い 戦い抜いた
  負ける戦と知っていながら
  何にも云わずに 飛行機に乗り
  二度とそのまま 帰らなかった
  誰も今では うわさしない

  忘れられた 無名の兵士
  なぜ 何のため 命を捨てたか
  そうだ 彼は青年だった

3.昔一人の青年がいた
  ふるさと後に 旅に出かけ
  戦い抜いて 死ぬ気だったが
  だのに祖国は敗れて ふと気がつくと
  焼け跡にたたずんでいた

  何にもなかった希望もなかった
  明日と云う日の あてもなかった
  幸せももう どこかへ行った
  母が死んでも なくだけだった

  けれどそれでも 生きなきゃならない
  陽はまた昇り 雪は消え去り
  夕陽と共に 花は散り行き

  いつかこうして 月日は経った
  彼はいまもう 青年じゃない
  大人になって 振り返っている
  あの青春の 失われた歌
  そうだそれが それが私だ

 ここに一人の青年がいる
 町の広場にほほずえついて
 そうだ君だ それは君だ
 わたしの話を 是非聴いてくれ

 どうか君も旅に出てくれ
 どうか今すぐ 旅に出てくれ
 君は見てくれ わたしに代わって
 それは それは わたしと君の国

第2楽章(男声四部)

 1.はじめての 見知らぬ町の
   たそがれにながれる歌は
   君に教えてくれるだろう
   ギターをもって旅に出ようと

   人生なんて そんなもの
   どうせ誰かに 別れるか
   いつも何かを 待ってるか
   そんな二つの繰り返し

   ギターよ一緒に来ておくれ
   ギターよ聞かせてあの歌を
   たった一人の遠い道
   夕陽が涙にうるむ時

   寂しくないと言い聞かせ
   思い出だけを 道連れに
   しあわせの影を追いながら
   あしたもやっぱり一人旅

   ギターよ一緒に来ておくれ
   ギターよ聞かせてあの歌を
   たった一人の遠い道
   さよならだけの長いたび

 2.人生なんてどこまでも
   地図には出てない長いたび
   いつも何かを待ちながら
   誰かに別れを告げるたび

   人生なんて そんなもの
   どうせ誰かに 別れるか
   いつも何かを 待ってるか
   そんな二つの繰り返し

   ギターよ一緒に来ておくれ
   ギターよ聞かせてあの歌を
   いくら待っても来ない夢
   雨ふる通りを歩くとき

   寂しくないと言い聞かせ
   思い出だけを 道連れに
   しあわせの影を追いながら
   あしたもやっぱり一人旅

   ギターよ一緒に来ておくれ
   ギターよ聞かせてあの歌を
   たった一人の遠い道
   さよならだけの長いたび

第3楽章

 1.君は行くのだ それでも行くのだ
   どんなに暗く 寂しい人生でも
   君はそこで生きて行くのだ
   はかない無意味なさだめでも
   毎日訪れる 今日と云う日を
   君はつかむのだ 絶望の中で
    登れ丘へ 走りながら
    登れ丘へ 青年なら
    例えそこで幸せが
    君の来るのを待ってなくても
    登れ丘へ 走りながら
    登れ丘へ 青年なら
    例えそこに苦しみが
    君の来るのをまっていようと

 2.きっと君は全てわすれて
   きっと君は微笑むだろう
    登れ丘へ 走りながら
    登れ丘へ 青年なら
    やがて夜の霧は消え
    あの空に再び
    陽が昇るとき
    登れ丘へ 走りながら
    登れ丘へ 青年なら
    君は強く その腕で
    つかみ取るのだ 今日という日を
    登れ丘へ 走りながら
    登れ丘へ 青年なら
    青年
     青年
      青年!

   第4楽章

 君に話したい 私は話したい
 君の歌をなぜ 作ったか
 君に話したい 私は話したい
 それをわたしはなぜ作ったか
 今から聞かせるこの歌を
 君に歌って欲しいのだ

 1.君が会う人の名前は「別れ」
   君が掴む花の名前は「別れ」
   君が抱く恋の名前は「別れ」
   君が泣く夜の名前は「別れ」
   だが君の名前は「青年」「青年」「青年」
   歌いつつ どこまでも 歩くきみ

 2.君が見る雲の名前は「ひとり」
   君が乗る汽車の名前は「ひとり」
   君が着く駅の名前は「ひとり」
   君が行く旅の名前は「ひとり」
   だが君の名前は「青年」「青年」「青年」
   風の中 どこまでも 歩くきみ

 3.君が呼ぶ友の名前は「想い出」
   君が漕ぐ船の名前は「想い出」
   君が吹く笛の名前は「想い出」
   君が去る島の名前は「想い出」
   だが君の名前は「青年」「青年」「青年」
   顔を上げて どこまでも 歩くきみ

 4.君が寝る部屋の名前は「悩み」
   君が読む本の名前は「悩み」
   君が待つ夢の名前は「悩み」
   君が住む街の名前は「悩み」
   だが君の名前は「青年」「青年」「青年」
   今日もまた どこまでも 歩くきみ

   だが君の名前は「青年」「青年」「青年」
   今日もまた どこまでも 歩くきみ

(1972.10 熊本県音楽サークル協議会)

JASRAC情報はありません

製作日誌:
平成17年3月30日 歌詞とギターコードを掲載
平成17年8月10日 MIDIをやっと作り上げました。
前半部分が単調なメロディだけに、MIDIライクにする推敲に時間がかかりました。でも、難しいです。イメージしたような雰囲気になかなか仕上がりません。