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子らのみ魂よ

【作詞】島内 八郎
【作曲】木野 普見雄

1.めぐりきぬ この月 この日
  思い出は 白雲の かなた
  ひらめきの またたく ひまに
  声もなく 空しく 散りし
  先生よ 子らの み魂よ

2.今日ここの 夏草の うえ
  すぎし日の 友の 姿に
  とむらいの 真を こめて
  はるかなる 空に へだてし
  なつかしの み魂を しのぶ

3.すみわたる 城山の 空
  うちひらく つるの 港に
  平和なる 光 みつれば
  先生よ 子らのみ魂よ
  安らぎて 永久に ましませ


「玄海さん」からいただきましたリクエストです。
長崎・城山小学校での平和教育の一環として歌われています。

長崎の原爆投下については、あまりよく知らなかったのですが、この機会に調べてみました。
爆心地は、長崎県松山町。長崎駅から北北西に約2.5kmの地点で、現在、原子爆弾投下中心地の塔が建てられているところです。その上空500mで原爆が炸裂しました。城山小学校は、その塔から西へ約500m。爆心地に比べて(ルート2)分の1の熱光・風が浴びせられました。その威力は、なんと児童約1400名、教職員・学徒報国隊員136名が一瞬の内に犠牲者とするだけのパワーを持っていました。
投下時刻:1945年(昭和20年)8月9日 11時2分
被害:死者約74,000人、負傷者約75,000人(1945年12月末までの推定)。

これだけの悲劇をもたらせた惨事は、絶対に忘れてはならないし、繰り返さないように最大限の努力を払わねばならない日本に、実は、何とか忘れようというたくらみが忍び寄っているという事実に愕然とします。その究極が、北朝鮮に対抗して、日本も核武装しろ、という最近の議論です。日本が核の恐ろしさを伝えなかったら、人類に一体誰が警鐘を鳴らすというのでしょう。

「アメリカの日本核武装論に『No』といえる日本」を築く為に、長崎を始めとして広がっている「平和教育」を支持してゆきたいと思います。

JASRAC情報

製作日誌:
平成15年8月13日 歌詞とMIDI。
「先生よ~」の部分が今ひとつしっくり来ないのですが、これでいいのでしょうか?
平成15年8月14日 「先生よ~」の部分を修正しました。が、「声もなく~」の部分がどうも今ひとつ、何でだろう?