炭掘る仲間

【作詞】三鉱創作グループ 
【作曲】小林 秀雄

1.みんな仲間だ 炭掘る仲間
  ロープ のびきる まおろし切羽
  未来の壁に たくましく
  この つるはしを 打ち込もう

2.みんな仲間だ 炭掘る仲間
  たたかいすすめた おれたちの
  闇を貫く 歌声が
  おい 聞こえるぞ 地底から

3.みんな仲間だ 炭掘る仲間
  つらい時には 手をとりあおう
  家族ぐるみの あと押しが
  明るいあしたを 呼んでいる

4.みんな仲間だ 働く仲間
  煙る三池の たてよこ結ぶ
  旗に平和と 幸せを
  三池炭鉱労働者
  三池炭鉱労働者


異風者からの通信のMaekawaさんからのリクエストです。

【うたごえ用語解説】
切羽:古くから使われている鉱山用語の一つで、採掘作業の行われている場所のことです。岩石,鉱石の〈切り場〉からきているものと考えられています。
日本の炭鉱の平均深度は坑口水準下平均600mで,最深は1000mを超えていたそうです。
「まおろし」がよく分かりませんが、多分、「真直ぐに下ろす」という意味なんでしょうか。
切羽で石炭が採掘されるのですが,そこに至るために地表から炭層まで立坑,斜坑,水平坑の組合せで一連の坑道が作られます。この作品では、立坑で、人員や資材を運ぶケーブル敷設がピーンと張りつめている状況から、地底作業の緊張感を出しているものだと思います。

JASRAC情報

製作日誌:
平成15年8月9日 歌詞のみ
平成15年9月13日 MIDIをアップ