憎しみのるつぼSmelo, tovaritshi v' nogu

【作詞・作曲】エリ・ペ・ラージン
【作詞】鹿地 亘
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky

1.憎しみのるつぼに 赤く焼くる
  くろがねの剣を うちきたえよ
  くろがねの剣を うちきたえよ

2.圧制のとりで よし固くとも
  暴虐の嵐 よしすさぶとも
  暴虐の嵐 よしすさぶとも

3.同志のかいなよ 固く結び
  同志の誓いよ 高く胸うち
  同志の誓いよ 高く胸うち

4.屈辱の歴史 その日閉ずる
  最後の闘いを 闘いぬかん
  最後の闘いを 闘いぬかん

5.真紅の旗を見よ しかばねの
  築きなす砦に ひるがえる見よ
  築きなす砦に ひるがえる見よ


『1897年に独房で書かれ、レーニンがこの歌と、ワルシャワ労働歌を最も好んでいた。』と説明にありました。(Iwakichsky)

るつぼ(坩堝)は、冶金などに使われるおわんの形をした耐火性容器のことです。鋳鋼技術の一つにるつぼ鋳鋼法といわれる18世紀に発明された石炭製鉄があります。石炭製鉄の進歩により、鉄が道具として実用に耐えるものになります。製鉄法は次に反射炉から平炉へと進化を遂げますが、これにより大砲などもより大型化してゆくことになります。
この曲の1番のように、うつぼ炉による製鉄では、剣を作るのが精一杯だったんでしょうね。でも歴史的には、19世紀後半には平炉が実用化されていますので、20世紀目前のこの時期にまだるつぼ鋳鋼法になんで拘っていたんでしょうね。「こんな古い技術なんで使ってられね~ェよ」と憎しみを込めた悪態をついている、というのがこの曲の真相である...なんて事は絶対にありません。

JASRAC情報はありません

製作日誌:
平成15年2月15日 IwakichskyクンのMIDIデータ作成第1号の作品です。(当HPでの掲載では四曲目なってしましましたが)