アムール河の波 AMURSKIE VOLNY

【作曲】 M.キュッス KJUSS MAKS A 
【編曲】 V.サカロフ SOKOLOV VLADISLAV G 
【作詞】 ワシレフ VASILEV KONSTANTIN B 
     ポポフ POPOV SERAFIM ALEKSEEVICH 
【訳詞】 合唱団白樺
1.見よアムールに波白く  シベリアの風立てば
  木々そよぐ川の辺に
  波さかまきて あふれくる水 豊かにながる
2.舟人の歌ひびき  くれないの日はのぼる
  喜びのうたごえは
  川面をわたり はるかな野辺に 幸(さち)を伝える
3.うるわしの流れ  広きアムールの面(おも)
  しろがねなし しろがねなし さわぐ川波
  広き海めざし 高なりゆく波
  しろがねなし しろがねなし さわぐ川波
4.自由の河よアムール  うるわしの河よ  
  故郷の 平和を守れ
  岸辺に日は落ち 森わたる風に
  さざなみ 黄金をちらす
5.平和の守り 広きアムール河
  我が船は行く しぶきをあげて
  へさきに立てば 波音高く
  開け行く世の さちをたたえて
6.見よアムールに波白く  シベリアの風立てば
  木々そよぐ川の辺に
  波さかまきて あふれくる水 豊かにながる


お待たせしました、うたごえの定番「アムール河の波」です。「道」「アムール」「ロシア」とロシア民謡の大曲三曲をうたごえ喫茶で続けて歌いこなすと、店内は「あーッ疲れた」と、満足感に満ち溢れたどよめきが充満します。
赤軍合唱団などのCDで聞きますとピアノのきれいな伴奏で静かに始まり、3番はピッチカート風の軽快なテンポ、4番はバスのソロがメロディアスに、5番・6番で大合唱になってゆきます。「カチューシャ」などの本場うたごえ喫茶では、どちらかというと皆さんかなり力んでうたわれるせいか、アップテンポになりがちでした。このMIDIでも、その雰囲気を出しているつもりです。
さて、アムール河は中国との国境を流れる川で、中国名が黒龍江。樺太の北、オホーツク海に流れ込んでいます。ハバロフスクの西200km程度のところで、ハルピンに向かう松花江(スンガリ川)に分岐します。
エーちゃんは、1983年1月、冬の真っ盛りの松花江に行ったことがあります。氷祭りをやっている屋外はマイナス40度の劇寒。残念ながらアムール河は見たことがありません。シベリア経由のヨーロッパ線でハバロフスク上空を飛んでいる時にアムール川が見えるそうです。

で、エーちゃんの会社の先輩だった人で、今はサンクトペテルブルグ日本センターの所長さんをやっている山本さんに、聞いたことあるんですが、「シベリア鉄道はつまらないよ。線路の両側を白樺の林が風景を遮っていてなんにも見えない。アムールとか鉄橋を渡るときは見えるけど、ただ、それだけ」とか。なんだか味も素っ気もない話。我田引水で「そりゃ、サンクトペテルブルグの方が全然いいよ!」だって。

JASRAC情報

製作日誌:
平成14年2月9日 初版作成
平成16年8月15日 歌詞の掲載解禁記念にコメントの追記
平成21年6月21日 アムール川の写真と、航空機からの見えるタイミングについて記述。
掲示板で、ツイボレフ154さんから情報をいただきました。