おれたちの胸の火は

【作詞】森田ヤエ子
【作曲】荒木栄
【MIDI作成協力】マルちゃん

1.俺たちのボタ山は
  有明の海ふかく
  ふかく つきささり
  あつい海鳴りが
  かえってくる

2.俺たちの友の血は
  四ツ山の土深く
  深くしみわたり
  あついにくしみが
  かえってくる

3.俺たちの胸の火は
  赤々と大地ふかく
  ふかく つらぬいて
  あつい炎が
  かえってくる


1960年、三池闘争は新たな局面を迎えます。3月17日第2組合が作られ、分裂工作があからさまに始まります。29日には会社が雇った暴力団に組合員の久保さんが惨殺されます。その場所をうたごえ行動隊が通りかかったときに、久保さんの流された血をホースの水で洗い流している警察官を目撃したときに、誰からともなく「同志は倒れぬ」が口づさまれます。その光景の中で、荒木栄がこの曲を作り上げています。

曲自体は1分強の短い、しかし力強い曲です。
手持ちの楽譜「荒木栄全曲集」では、普通の楽譜とピアノ譜が掲載されています。ピアノ編曲は関忠亮です。
MIDIは、ピアノ譜と通常のダブルアレンジでやってます。前半(といってもちゃんと3番まであります)をピアノ譜で、後半をRockBalladで仕上げてみました。

JASRAC情報

製作日誌:
平成14年11月19日 歌詞のみ
平成15年12月29日 マルちゃんが主旋律をMIDIで作ってくれましたので、MIDI化取り組みをスタート
平成16年1月18日 MIDIを作りました。
平成16年2月1日 埼玉合唱団かしうさんから、1.メロディが早すぎる 2.コードが違う、というご指摘をいただきました。テンポはピアノ部を120→90とダウン。コード?どこどこどこ、わかんネェ。
平成16年2月13日 かしうさんからMIDIデータの打ち間違いとして次の指摘をいただきました。
【スレ#2315から転載】
1番の歌詞で言うと「ボタ山」の“や”のところです。ここのコードは正しくはC7です。つまり、ミの音がナチュラルなのです。今はミがフラットですよね。
それから、今聞いていてもう1ヶ所NGを発見しました。
前奏2小節目(はじめの小節は弱起なのでカウントしてません。最後の半拍目に歌が入る小節のことです)の2泊目の和音、今はレにフラットがついていて、3拍目からナチュラルしてますよね。2拍目もそろえてナチュラルにしてください。間奏に同じメロディーが出てくるところも同様です。

【テンポについて】
本当はもう気持ち遅いというか、粘りがあったほうがいいのです
ということですので、
テンポを90→88に
主旋律のゲートタイムを90%から100%にしてみました。どう?